2021年11月1日月曜日

2021 発表会終了

2021年、フルートの会 クラング 第16回発表会 終了しました。

今年は "My Favorite" ~私のお気に入り、私の憧れ~ をテーマに、

多くの曲は生徒さん自身が選んだり、ご希望に添う曲を相談して決めました。

with コロナの生活も2回り目の秋となり、

まだまだ閉塞する日常を「お気に入り」や「憧れ」に支えてもらうことは、

とても重要なんじゃないか、と思ったからです。



ある曲は閉塞した日常から遠くへ連れ出し、

ある曲は「それで良いんだよ」と優しくなぐさめ、いたわってくれました。

そして何年、何十年にも渡って憧れた曲たちは、

吹き手の日常を強く支え、とてつもないエネルギーをもたらし、飛翔しました。


我が教室の白薔薇と黒薔薇 真逆の個性が最高に美しい


今年は発表会というより、ひとつの演奏会・音楽会のような形にしたくて、

第1部と第2部は『聖なる世界』と『俗なる世界』というテーマで構成してみました。

少し大げさな考え方かもしれませんが、どちらも私たちに必要な世界観です。

第1部は「俗なる世界」…つまり私たちの日常に近い感覚の楽曲を、明るい気分で、

第2部は「聖なる世界」…神さまに捧げられた曲や、賛美する曲、人間の魂を深く見つめるような楽曲を、お聴き頂きました。

第3部は、華やかで目を見張るような、憧れとはこんなにも強い情熱を生むのかと思わされる、見事な演奏が続きました。

生徒さんの1人1人が、この会の中で大切な花びらの1枚1枚を演じ、

つながり合いながら、全体を描いてくれた…そんな気がしています。


全員のお写真がなくてごめんなさい

J.S.バッハのパルティータでは会場の照明を落とし、厳粛な雰囲気の中、暗闇に浮かんでくる「音」を聴いて頂きました。

大変好評でした。

アンサンブル るる のスカルラッティは、今までで一番澄んだ演奏が出来ました。

アンサンブル クラング のアヴェ・ヴェルム・コルプスは、きっと天国の誰かが聴いて下さっていたはず。(ね、Fさん?)


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一夜明け、この発表会は確かに日常とは違う熱量を持っていたのに、

皆それぞれに、今日は今日の生活が待っています。

このようにして、音楽と共にある「より佳い(好い・善い・良い)人生」は続いていくのだろうと思います。

誰のためではなく、自分のために。


伴奏者としてサポート頂いた、近藤麻紀先生・肥田詞加先生、矢野さやみ先生、

皆さんが準備された「言葉」を素晴らしく届けて下さった、司会の醍醐加代子先生には

心より御礼申し上げます。 



あ!!今年の記念品はナント、Klang特製 オリジナル切手でした!

高橋知世ちゃん、今年もありがとう。

お渡しした時の皆さんのお顔がめっちゃ嬉しかったです♪