2014年12月25日木曜日

楽器選び

今日は、生徒のYさんの楽器選定でした。


今日のラインナップ

Yさんのご希望で、シルバーはマスターズさんのみ。
木管フルートにもご興味があり、2本揃いました。

上から…

〇 アウグスト・リヒャルト・ハンミッヒ (木管)
〇 マスターズ / M997
〇 マスターズ / M970 シーム
〇 マスターズ / M925
〇 Yamaha / YFL-894W (木管)

5本でメルセデスのSLK-Classくらいかな。(⇒調べました (^-^)☆)


シルバーフルートの数字は、銀の純度を表しています。997(=99,7%銀)は純銀に近く、柔らかすぎるので、圧縮加工?を施してあるそうで、音は比較的「シャープで、輪郭がはっきりしている感じ。

970はいわゆる巻き管という作り方。ボディのふくよかな、温かい音に感じました。

925は一般的なフルートに使われる配合。



木管のYamahaは、違和感なく、モダンフルートに近く明瞭な感じ。

ハンミッヒは、慣れるのに少し時間が必要かと思いましたが、Yさんとは相性の良い楽器でした。ドイツ的でボディのある、でも木のぬくもりを感じさせる楽器でした。


というわけで、今日はA・R・Hammig と、マスターズの巻き管が、選択肢に残りました。
もちろん、全く異なった選択肢なのですが。

どう着地しますか、ね♪



最後に…Yさんのお仕事場にあった、自販機にプリントされたネコちゃん 。(笑)特注とのことです。


2014年12月24日水曜日

♫♪ ♫♪ ♫♫♪

この冬,日本を席巻したVoces8。

Jingle Bells, Jingle Bells...  ♫♪ ♫♪ ♫♫♪



Frohe Weihnachten !
心地良いクリスマスを!

2014年12月23日火曜日

上野星矢 FL コンサート @ サラマンカホール

今日は、岐阜県が誇るサラマンカホールで行われた、上野星矢 フルートコンサートへ。
ワンコインの枠で企画された、画期的なコンサートでした。

生徒さんにも大勢お会いすることができました。

会場はかなりいっぱいで、お子さん連れも多かったです。

Twitter より拝借

上野 聖矢 - フルート
内門 卓也 - ピアノ

【プログラム】

♪ シリンクス / ドビュッシー
♪ ≪デジタルバード組曲≫より  ”鳥恐怖症” ”夕暮れの鳥” ”鳥回路” / 吉松隆
♪ ヴォカリーズ (e-moll) / ラフマニノフ
♪ リノスの歌 / ジョリヴェ
♪ サイレント・イブ / 辛島美登里
♪ 海を見ていた午後 / 松任谷由実
♪ 後悔と決断 / G.ショッカー
~アンコール~
♪ I love You / 尾崎豊
♪ 春よ、来い / 松任谷由実 ~岐阜御嶽山噴火の被害に寄せて



第1曲目のシリンクスでは、後ろの方で子供が泣いたりしていて少し気になりましたが、上野さんの力でしょうか、音楽の力でしょうか、すぐに「泣く子も黙る」、(…でも心地よい)空気に包まれていきました。

上野さんの音色(の密度)は色彩的で、特に濃淡を使い分けていると感じます。響きのど真ん中を逸らしてでも、音色に変化を与えていると感じること、しばしば。

その点を、通奏低音を基軸とするドイツ的な音色というより、フランス的だな…と感じたのですが、皆さんはどうだったでしょうか?

何より上野さんは、呼吸(の吐き方)そのものが音楽的であり、いわゆる歌もの(ヴォカリーズやリノスの一部分、ポップス)はハートと直結した説得力があります。彼の素晴らしい持ち味だと思います。

今日は、曲の合間にトークがありました。

上野さんの声ー低音の柔らかい話し声は、「すでに」身体に響いていましたね。



一方で、リノスやショッカーにあった技巧的な速いパッセージは、(例によって)速すぎて、本来の音型を見失ってしまうことがあります。

以前、ダヴィデ・フォルミザーノというフルーティストの演奏を何度も間近で聴きましたが、彼の場合はどんなに技巧的で素早いパッセージも、一音一音が艶やかで、常に「歌」を含んでいるのです。

フォルミザーノ氏は、元ミラノ・スカラ座の首席奏者だったので、いつも極上の歌手を聴いていたのでしょう。フルーティストでありながら、彼も濃密な「ベル・カント(=よく歌う)」奏者だと思います。

コソ撮り


話は飛びましたが、上野さんがワンステージに込める思いの強さや、誠実な態度というものを、いつも好ましく思っています。

この地域に影響はありませんでしたが、岐阜の御嶽山の噴火に思いを寄せ、音楽を通じ「祈って」下さいました。

リノスやショッカーは、Liveで聴くとやはりドキドキします。内門さんとのアンサンブルも、以前より進化しているように感じています。

アンコール相談中


音楽の感じ方は、皆各々自由。皆さんにはどのように響いたか、ぜひお聞かせください!特に『リノスの歌』など、皆さんにはどんな風に聴こえているのか、お子さんは何を感じたのか等、とても興味深いです。


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新世代のトップランナー / セバシチャン・ジャコー氏 
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2014年12月22日月曜日

終わりなき憧れ

岐阜シティタワー43での冬のミニライブ。
前日までの凍てつく寒さとはうって変わり、太陽のぬくもりに恵まれた日曜日でした。

告知が十分に行き届かなかったにも関わらず、1stステージ・2ndステージ共に、数十名のお客様にご来場、お立ち寄り頂きました。





本番を終え、生徒さん達にかけた第一声は、「(良くも悪くも)練習通りでしたね」でした。

我ながら、「あーなんて夢のない言葉をかけてしまったのだ…」と、反省しています。



でもね…

一般的にアマチュアの方々は、得てして本番が一番良い感じで終わることが多いのです。

本番の緊張感が、普段以上の集中力を生むからです。逆を言えば、その集中力を練習では出し切っていない、ということですよね。


なので、今回「練習通りの演奏だった」ということは、普段の練習(=レッスン)から、各人がかなり高い意識と集中力を持って参加しておられるのだ、ということを感じたわけです。

「もっとこうしたい!」「もっとああだったら素敵なのに…」という、願いの止まないレッスンは、生徒さんも時に大変かもしれません。

でも終わりなき憧れを探求するのが、音楽の素晴らしさの一つであると、私は思うのです。

Easy で Instant で Comfortable なものが、今の世の中においてあまねく享受されていることは、私も肌で感じています。

だから、音楽に対するこの終わりなき憧れや希求というものが、このような時流に対する、私のささやかな抵抗なのかもしれません。

もちろん、普段は無意識でしていることなのですが…。



本番が終わった直後は、テクニカルな事ばかりが頭によぎります。(なので冒頭のドライなコメントになってしまいますた…笑)

でもね…

次第に、生徒さん達と共に真摯に音楽に向き合い、作り上げていくことの喜びがふつふつと湧き上がって来ています。

ましてや、私たちの音楽の輪が多くのお客さんにも伝搬したのではないか、という実感は、指導者にとって最高の贈り物ではないか、と感じています。



また、今回参加されなかった他の生徒さん方にも、心を合わせることの愉しさを是非知って頂きたいと願っています。

機が熟したら、「ゆったりアンサンブルコース」なるものを立ち上げたいなと考えています。早く実現できると良いな (^-^)☆


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「葉っぱのフレディ」プロジェクト http://klangjapan467.blogspot.jp/2015/06/blog-post_12.html

アンサンブルレッスン(中級~) http://klangjapan467.blogspot.jp/p/blog-page_9.html

フルートの会 Klang 第9回発表会 http://klangjapan467.blogspot.jp/2014/09/klang-9.html

2014年12月19日金曜日

アンサンブル クラング 冬のミニLive チラシ

こんにちは。
今年もあと2週間を切り、迫るホリデーシーズンにワクワク…というよりは、せかせかした毎日。

間際になってしまいましたが、岐阜シティタワー43 のホームページに、アンサンブルクラングのミニライブのことが、告知されました。

(このチラシは下記のHPより、ダウンロードできます)

http://www.gifucity-tower43.jp
http://news.gifucity-tower43.jp/2014/12/klang-christmas.html

フルートの響きに合う素敵なホワイエですが、人通りが少ない場所なので、皆さんの目に留まるかちょっと心配しております。

耳なじみのある、温かいプログラムです。より多くの方々と分かち合えたら、嬉しく思います。



2014年12月5日金曜日

アンサンブル クラング 冬のミニライブ

フルートアンサンブル Klang 冬のミニライブ♬

~ひと時の、冬の癒しLive。ほっこりと、ゆったりと~


2014年12月21日(日)
13:30~ / 15:30~ 
※各ステージ、同じプログラムです。
 
岐阜シティタワー43 
1階 アトリウム

※JR岐阜駅 徒歩1分
※入場無料


≪Program≫
◆ エクローグ
◆ ヴィヴァルディ / 『冬』 より
◆ My favorite things
◆ Moon River
◆ Eternally / 『ライムライト』より
◆ チャイコフスキー / 花のワルツ
                ~『くるみ割り人形』より



フルートの音色がぴったりの、素敵なホワイエ。
気軽にお立ち寄り下さい。

2014年12月2日火曜日

高木綾子さん 公開レッスン & ミニコンサート

12月に入りました。

一昨日11月30日に、大垣市のスイトピアセンターにおいて、高木綾子さんの公開講座とミニコンサートが行われました。

大垣東中学校2年生の生徒さんと、加納高校2年生の生徒さん、30分ずつのレッスン。
(曲目は『歌の翼による幻想曲』と、テレマンの『12のファンタジーより12番ト短調』)

一線のプレイヤーならではのお話が興味深かったので、メモがてら記しておきます。

【公開レッスン】



○写真⇒何を言われているか、分かりますよね?

○自分の音を聴くとき「右耳」で聴いてみる。左耳は歌口との距離が近く、音色がタイト(又はクローズ)になりやすい。響きが「個人的な」ものになってしまいがちで、自分にはよく聴こえるが、飛んでいかない。歌口でなく、管で鳴っている方の音、つまり右耳で聴くとバランスが取れる場合が多い。(録音マイクも、歌口でなく管の方で拾うようです。)

○構えた時「ふところ」にスピーカーを抱えているようなイメージで。

○バロック音楽では「早い・明るい・軽い」「遅い・暗い・重い」がセットで対比されている。

などなど。。。


指導する者の立場としては、自分とは違った言葉の表現方法やインスピレーションが、非常に新鮮でした。自分の言葉は、ある程度パターン化されていくものなので、私にとっても良い刺激になりました。


【ミニコンサート】

高木綾子 Flute
荘村清志 Guitar

1. ハバネラ形式の小品 / ラヴェル
2. イマージュ / ボザ
3. アルハンブラの思い出 / タレガ
4. 海へ より 「白鯨」 / 武満徹
5. タンゴの歴史 より 「ボルデル」 / ピアソラ

アンコール: 間奏曲 / イベール

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チケットが早々に完売したため、私は行けなかったのですが…
11月29日に行われた、サラマンカのガラコンの模様、高木さんご本人やホールがアップしていらっしゃいました。

ガラコンの様子↓
http://ameblo.jp/takagi-ayako/entry-11958498959.html

サラマンカホールのFacebook↓
https://www.facebook.com/salamancahall


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