2014年12月22日月曜日

終わりなき憧れ

岐阜シティタワー43での冬のミニライブ。
前日までの凍てつく寒さとはうって変わり、太陽のぬくもりに恵まれた日曜日でした。

告知が十分に行き届かなかったにも関わらず、1stステージ・2ndステージ共に、数十名のお客様にご来場、お立ち寄り頂きました。





本番を終え、生徒さん達にかけた第一声は、「(良くも悪くも)練習通りでしたね」でした。

我ながら、「あーなんて夢のない言葉をかけてしまったのだ…」と、反省しています。



でもね…

一般的にアマチュアの方々は、得てして本番が一番良い感じで終わることが多いのです。

本番の緊張感が、普段以上の集中力を生むからです。逆を言えば、その集中力を練習では出し切っていない、ということですよね。


なので、今回「練習通りの演奏だった」ということは、普段の練習(=レッスン)から、各人がかなり高い意識と集中力を持って参加しておられるのだ、ということを感じたわけです。

「もっとこうしたい!」「もっとああだったら素敵なのに…」という、願いの止まないレッスンは、生徒さんも時に大変かもしれません。

でも終わりなき憧れを探求するのが、音楽の素晴らしさの一つであると、私は思うのです。

Easy で Instant で Comfortable なものが、今の世の中においてあまねく享受されていることは、私も肌で感じています。

だから、音楽に対するこの終わりなき憧れや希求というものが、このような時流に対する、私のささやかな抵抗なのかもしれません。

もちろん、普段は無意識でしていることなのですが…。



本番が終わった直後は、テクニカルな事ばかりが頭によぎります。(なので冒頭のドライなコメントになってしまいますた…笑)

でもね…

次第に、生徒さん達と共に真摯に音楽に向き合い、作り上げていくことの喜びがふつふつと湧き上がって来ています。

ましてや、私たちの音楽の輪が多くのお客さんにも伝搬したのではないか、という実感は、指導者にとって最高の贈り物ではないか、と感じています。



また、今回参加されなかった他の生徒さん方にも、心を合わせることの愉しさを是非知って頂きたいと願っています。

機が熟したら、「ゆったりアンサンブルコース」なるものを立ち上げたいなと考えています。早く実現できると良いな (^-^)☆


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