2015年10月28日水曜日

トリフォノフのリサイタルへ

目下見守り続けている(!?)気鋭のピアニスト、ダニール・トリフォノフ (24) の京都リサイタルへ…♪♪

…家の都合で行けなくなった (ToT) という、哀しい更新です。

プログラム、キャパ200名という贅沢な青山バロックザール、秋の京都…。
色々と楽しみにしていたのに、残念至極☆

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慰めに、友人が教えてくれた『スカルラッティのソナタ』、貼っておこうっと。
磨き抜かれて一切の無駄がなく、音楽の本質だけ残ったような演奏。
音色はいつものことながら、このアーティキュレーション…なんて美しいんだろう。
トリフォノフ、この時まだ20歳だったのですよね。

Scarlatti, Sonata d-moll L.108 Daniil Trifonov / @2011 Rubinstein Wettbewerb

もう1曲、印象に残ったトリフォノフのオリジナル曲『ラフマニアーナ』より
ショパンやリスト、ラフマニノフ等、作曲と演奏が分化されていなかった時代を彷彿とさせます。

Trifonov, Rachmaniana 1.Andante Improvizato & 5. (without Indication)

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ダニール トリフォノフ 2014 神戸
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パスカル・ドヴァイヨン×村田理夏子 ピアノデュオリサイタル
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なぜピアノを習うの?(記事)
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フルート教室のご案内
http://klangjapan467.blogspot.jp/p/blog-page.html

2015年10月12日月曜日

エミリー・バイノン / 上野星矢 公開レッスンのご案内

この地域で近く予定されている、公開レッスンのご案内です。

【エミリー・バイノンさん (オランダ ロイヤルコンセルトヘボウ首席FL) 公開レッスン】

2015年11月9日(月)18:00-21:00 ※レッスンのみで、コンサートはありません。
植村楽器 2Fホール / 名古屋市千種区内山 1-1-10
地図:http://www.uemura-gakki.com/shopinfo

◇受講生は愛知県芸、名古屋芸大、名古屋音大、京都市芸の学生さん4名。

◇受講曲目:タファネル / 魔弾の射手の主題による幻想曲、モーツァルト / D-Dur コンチェルト、ムチンスキー / ソナタ、ボザ / イマージュ

◇聴講料 2000円

◇主催:(株)アルタスフルート / (株)グローバル
◇共催:(株)植村楽器

◇レッスン通訳は、私がさせて頂くことになりました。(英語)

※席数が少ないので、聴講希望の方はお早めにお申し込みください。(当教室の生徒さんは、私の方までご連絡下さい。)


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【上野星矢 公開レッスン+ミニコンサート】

2015年12月18日(金)18:00 公開レッスン / 20:00 ミニコンサート
サロンドルチェ / 岐阜市金園町2-4

◇受講生は、今のところ中高生も対象にされるそうです。

◇受講曲目:未定

◇聴講料 2000円

※席数が少ないので、聴講希望の方はお早めにお申し込みください。(当教室の生徒さんは、私の方までご連絡下さい。その他の方は、ムラマツ楽器名古屋店まで。)

上野星矢氏
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フルート教室のご案内

2015年10月11日日曜日

日独文化交流

お久しぶりの更新となりました。

10月の初旬からしばらくドイツ語のお仕事で、日独文化交流のお手伝いでした。
ドイツの方はとても旅慣れていて、非常に豊かな観察眼と旺盛な好奇心を備えていることに、改めて驚きを感じます。

ちなみに、「夏休みはどこで過ごしたの?」と問うと…
「カンボジア」とか「エクアドル」とか「エストニア」等、実に多彩でして (^^ゞ
このような経験を通じて、客観的なものの見方も備わろうと言うものです。


さて日本では、日本ならではのプログラムを楽しんで頂きました。

Kalligraphiestunde

ある1日は秋の中津川、快晴の馬篭へ遠出。

Ausflug nach Magome, Gifu

そして長良川の鵜飼へ。

Kormoranfischerei auf dem Nagara-Fluss, Gifu

鵜飼は「動物虐待だ!」と、ドイツの方には最初いつも評判が悪いのですが、それでも篝火に照らされた幽玄な光景と、鵜匠による熟練の漁法に魅入っていました。


ご紹介したのは、プログラムのほんのほんの一部。

写真の一部をご紹介すると、楽しかった思い出がよみがえるのですが、
音楽の分野でないドイツ語通訳は、んー、なかなか大変だった… (^^ゞ

その苦労を汲んでか、最後の晩には、ドイツの皆さんから温かいねぎらいのお手紙を頂きました。
嬉しかったです。



受け入れる側の日本人は、とても親切。さすが「お・も・て・な・し」の国。
言葉に頼らず通じ合うことも、価値あることと思います。


欧州ーことに経済力の強いドイツでは、折しも中東からの難民流入が大きな社会問題となっています。
一方、日本はシリアなどの中東とは地理的にも遠く、当事者意識は生まれにくいかもしれません。
ただ、このような国際交流の延長が、まさに実社会において、難民や移民を日本にもどう受け入れるか、考えるきっかけとなり得ることを忘れてはならないな、と思った次第です。