2015年10月11日日曜日

日独文化交流

お久しぶりの更新となりました。

10月の初旬からしばらくドイツ語のお仕事で、日独文化交流のお手伝いでした。
ドイツの方はとても旅慣れていて、非常に豊かな観察眼と旺盛な好奇心を備えていることに、改めて驚きを感じます。

ちなみに、「夏休みはどこで過ごしたの?」と問うと…
「カンボジア」とか「エクアドル」とか「エストニア」等、実に多彩でして (^^ゞ
このような経験を通じて、客観的なものの見方も備わろうと言うものです。


さて日本では、日本ならではのプログラムを楽しんで頂きました。

Kalligraphiestunde

ある1日は秋の中津川、快晴の馬篭へ遠出。

Ausflug nach Magome, Gifu

そして長良川の鵜飼へ。

Kormoranfischerei auf dem Nagara-Fluss, Gifu

鵜飼は「動物虐待だ!」と、ドイツの方には最初いつも評判が悪いのですが、それでも篝火に照らされた幽玄な光景と、鵜匠による熟練の漁法に魅入っていました。


ご紹介したのは、プログラムのほんのほんの一部。

写真の一部をご紹介すると、楽しかった思い出がよみがえるのですが、
音楽の分野でないドイツ語通訳は、んー、なかなか大変だった… (^^ゞ

その苦労を汲んでか、最後の晩には、ドイツの皆さんから温かいねぎらいのお手紙を頂きました。
嬉しかったです。



受け入れる側の日本人は、とても親切。さすが「お・も・て・な・し」の国。
言葉に頼らず通じ合うことも、価値あることと思います。


欧州ーことに経済力の強いドイツでは、折しも中東からの難民流入が大きな社会問題となっています。
一方、日本はシリアなどの中東とは地理的にも遠く、当事者意識は生まれにくいかもしれません。
ただ、このような国際交流の延長が、まさに実社会において、難民や移民を日本にもどう受け入れるか、考えるきっかけとなり得ることを忘れてはならないな、と思った次第です。

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