2016年1月30日土曜日

ニコレの訃報

SNSから、オーレル・ニコレの訃報が飛び込んできました。

しばし、茫然…。
Aurele Nicolet (1926-2016)
お会いしたことはありません。

知的で温かな音楽も、伝わってくる人柄も、大好きだったから。

彼から恩恵を受けなかったフルート奏者は、きっといないと思います。

1つの時代を築いた、宝物のような方。

享年90歳。

人生常ならないこととはいえ、残念で、残念で…。

「ありがとう」と、心の底から言えるには、少し時間が必要です。

C.ライネッケ / フルートコンチェルト


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2016年1月27日水曜日

アンコン雑感

先週日曜日(1/24)、アンサンブルコンテストの岐阜県大会が行われました。

フルートは、出場校が4校。

☆ 大垣市立東中、「笛吹の休日」、金賞 (指導校)
☆ 神戸町立神戸中、「雅」、金賞
☆ 各務原市立緑陽中、「コロラトゥーラ」、銀賞
☆ 同鵜沼中、「雅」、銅賞

という結果だったようです。
どのグループも、頑張って練習に励んだことでしょう。

全体を見渡すと、

クラリネット7校、サックス8校、木管混成が9校。
出場校の数から見れば、地区大会を抜けたフルートの代表校は4校と、かなり寂しい… (ToT)


コレって、何をかを言わんや、という部分があるのかも。

アンサンブルの中で、Esクラやバスクラ、テナーやバリトンサックスなど使えると
音域が広がって、立体的な音響が成立しやすいですが、

フルートの場合、ピッコロやアルトフルートが出てくる曲は稀。

ノーマルなフルートでは、楽曲で多用されるおよそ2オクターブ半の音域に4本のフルートがひしめくと、各声部のバランスはとても重要になります。
特に音作りの難しい低音部を充実させるのは、なかなかの課題。

Illustrated by Eusuke Sato 

どの楽器にも、各々の素晴らしさと難しさがあるのでしょう。

フルートは音色の華やかさや煌き、音楽の源である「歌」に直結していることが、大きな魅力。
一方で、マウスピースが無いことや、構えが左右対称でないこともあり、安定したベストバランスを見つけることは、簡単ではないようです。


…隣りの芝生は青く見える、っていうわけじゃないけれど。
この種のコンテストでは、木管全体の中でジャッジされてしまうのは仕方ないとしても、
少し不利かなぁ…、なんて (^^ゞ

いやいや~
このブログの主旨は、フルートという楽器の素晴らしさをお伝えしとる者が、もっと頑張らんといかんなぁ~、ということです。

地元の方、私を見つけて!(笑)


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2016年1月23日土曜日

さんぽ、わず。

今日の散歩は、美しすぎ。 

桜の枝は冬も美しい

長良川 / 天王川の土手

明日は満月

明日、中学生はアンサンブルコンテストの岐阜県大会。
賞の良し悪しよりも、集中して「音楽の姿」を追い求めて欲しいなぁ、と思います。

レッスンをさせて頂けたグループ、本当に楽しかった!

雪がちらちらしてきました。
皆さんに、大きな混乱がありませんように…。

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2016年1月15日金曜日

Mashup

名曲を散りばめたこのコラージュ、実によくできていますねー♪
ぜひご一聴を!

classical music mashup

2016年1月11日月曜日

見えないことの確かさ

実に長かった、我が家の年末年始の務めも終わり、ようやくホッとしました。

その間、家族等とたくさんの共同作業があり、以前ロバート・キャンベルさんがお話し下さった、広瀬淡窓の話しなども思い返したりして。

世の中はとっくに新しい年が始まっていて、毎年取り残されたようにも感じますが、
何と言っても新年は大きな節目。

新鮮な気持ちを取り戻して、頑張りたいと思います。 ლ(^o^ლ)

今年は自分の中ばかりに耽っていないで、たくさん外に出かけたいなぁ
行きたいところ、見たいもの、知りたいこと、会いたい人たち…。

広い世界へと開け放ちながら、自身を見つめることを忘れないでいたいと思います

今年の1冊目

教室のレッスンは、遅ればせながら明日から再開ですが、
新年初レッスンは、アンコン前、ある中学校へ。
生徒たちは意欲も集中力も漲っていて、深いところから元気付けられました。

生徒さん方には「生かされているなぁー」と、つくづく思いますね。


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2016年1月1日金曜日

あけましておめでとうございます 2016

新年、あけましておめでとうございます。
皆さまに、たくさんの喜びがあふれた1年でありますように。

Albrecht Duerer (1471-1528) / Praying Hands, sketch

年末の大そうじの時に出てきた、アルブレヒト・デューラ―という画家の『祈る手』のスケッチ版画。
忘れていましたが、3年前ドイツのニュルンベルグで求めたもののようです。

西洋もなく、東洋もなく、『手を合わせて祈ること、願うこと』の普遍性が印象的で。
クリスマスからお正月にかけて、西×東の文化が混在するこの時期に、よく合う気がします。


J. Brahms / Wie Melodien zieht es mir  「メロディのように」

何はともあれ、今年もどうぞよろしくお願い致します。
何より、音楽を通じたくさんの良い(好い、酔い、善い?)時間をご一緒できますように。