2017年6月23日金曜日

ムラマツフルートフェア in 岐阜 / ご案内

2017年7月16日(日)
岐阜市のサロンドルチェにて、ムラマツフルートフェアが催されます。

楽器試奏(ムラマツのみ)、無料調整会、小山裕幾氏によるグループレッスン(初級・中級)及び個人レッスン、楽譜・CD販売等

フルートを身近に感じて頂ける、又とない機会♪
なにしろ、地域にフルート専門店が無い岐阜人にとって、お店の方から岐阜にやってきてくれる、貴重なイベントです!

◇楽器試奏
普段お使いのフルートと吹き比べられるチャンス。歌口のカット、キーのアクション、材質の違い等々、自分の感覚によりピッタリ寄り添う楽器と出会えるかもしれません。

◇無料調整会
日本の夏は湿度が高く、楽器には苛酷な環境と言えます。もともと緻密な作りをしているフルートは、調整一つで随分快適に吹けるようになったりします。
楽器の健康診断のようなものですので、積極的にご利用頂いたら良いと思います。(楽器の状態によっては有料になりますが、少なくとも診断は無料。)

◇小山裕幾氏によるグループレッスン
先のブログで紹介した「神戸国際フルートコンクール」において、日本人として初めて優勝された、小山裕幾氏によるレッスンです。
このクラスの奏者に、基礎奏法のレッスンをして頂けるのが有難い!
日々の練習の仕方や方向性、「何をどんな風に」練習していったら良いのか、多くのヒントを頂けるはず!

※教室の生徒さんで小山氏のレッスンをご希望の方は、お申込み前にご相談下さい。

◇楽譜・CD販売
実際、ムラマツ名古屋店に足を運ばれた方は、フルートだけに特化された楽譜コーナーや豊富なCDの取り揃えに、ワクワクしますよね!?
そんなワクワクを、今回は岐阜でもご紹介頂けます。

Clickで拡大します
なお、無料調整会とレッスンは 事前申し込みが必要 です。
申込みは、6月27日(火)11時~ 受付開始。

なお、グループレッスンと個人レッスン(受講者の了解がとれた場合のみ)は
聴講もOK。
何をどれだけ聴いても1000円だそうです。(申し込み不要)

ムラマツ楽器 名古屋店
052-733-8822

【関連記事】

上野星矢氏レッスン in 岐阜
http://klangjapan467.blogspot.jp/2015/12/in.html

エミリー バイノンさん公開レッスン@植村楽器
http://klangjapan467.blogspot.jp/2015/11/blog-post_12.html

ジャン フェランディス公開レッスン
http://klangjapan467.blogspot.jp/2015/04/blog-post_10.html

高木綾子さん公開レッスン
http://klangjapan467.blogspot.jp/2014/12/blog-post.html

2017年6月21日水曜日

Tosca! / パレルモ マッシモ劇場 2017

イタリア シチリア島にある、パレルモ マッシモ劇場。
映画「ゴッド ファーザー」にも出てきた、美しい劇場。

パレルモ マッシモ劇場の観客席

その名古屋での引っ越し公演にご招待頂き、大変有難く行かせて頂きました。
演目は「トスカ」。

美しいアリアの数々が、聴きたいように聴こえてくる快感。
絢爛な舞台装置。

幕が進むにつれ会場の空気に柔らかな揺らぎが生まれ、観客に波及し溶け合う。
その場に「生きた」舞台の醍醐味を存分に味わえ、大変幸せなひと時でした。

Tosca 第1幕のフィナーレ

当代きってのトスカの当たり役と言われる、フィオレンツァ・チェドリンス。
pp~ffのレンジが広く、オーケストラとの合わせも丁寧で、演技も細やかです。

Youtubeで見つけたゲオルギュー↓のトスカも、ため息が出ますねー。
チェドリンスもそうですが、声だけなく、歌だけでなく、音楽だけでもなく、役の生命がそこに息づいているのですね…。

アンジェラ・ゲオルギュー 「歌に生き、愛に生き」

カヴァラドッシ役のマルチェッロ・ジョルダーニ。
ナルシスティックに声の力で歌い上げる、ありきたりのテノールとは無縁で、むしろ抑制の効いたその歌声は、このオペラ本来のストーリーを繊細に表現していて、感動的でした。

ここでは、今カリスマ的人気のヨナス・カウフマン↓を紹介してみます。

ヨナス・カウフマン 「星は光りぬ」

フルートを習っている皆さんも、先生に「歌って~」と言われることが多いでしょう?
ここにアップしたアリアは、きっと皆さんも耳にしたことがあると思います。

「歌う」ってどんなことなのか、ぜひとも参考にしたいところですね...♪*゚

【関連記事】
『セビリアの理髪師』ハンガリー国立歌劇場 2015
http://klangjapan467.blogspot.jp/2015/06/blog-post_14.html

2017年6月1日木曜日

フルートの街、Kobe!

今、神戸がアツい!
(残念ながら、岐阜のゴウドではない!)

…というのも、若手奏者の登竜門として世界最高峰のコンクールの一つ、神戸国際フルートコンクールが開催されています。

資金難でいったん開催を危ぶまれたことは、フルート界の大きなニュースであり、ショッキングな事実でもありました。

今回は大口の寄付や協賛、そしてなんと言っても行政の理解や多くのサポーターの皆さんのおかげで、開催可能な運びとなりました。

行政がサポートするならば、神戸の一般市民の皆さんにもこのコンクールを存続させる意義を知って頂くことは、今の時代不可欠なのでしょう。

神戸国際フルート音楽祭』と名打って、フルートにまつわる様々なイベントが開催されています。

神戸国際フルート音楽祭 イメージ動画

ホールだけでなく、観光地や駅、街角などにたくさんのフルートの音が溢れ、
コンクールに合わせて来日する世界一線の奏者によるコンサートのみならず、地元愛好家による参加型のイベントまで、幅広く展開されているようです。

愛好家300人によるフルート大合奏

その質においても量においても、神戸が持っているブランド力をさらに高めることは間違いないと思えます。

イベントの核であるコンクールの方は、今日から第3次予選。

現在多くの国際コンクールがそうであるように、Youtubeではコンクールのライブ配信やこれまでの演奏を、全て観ることが出来ます。
(youtubeで検索すると、簡単に見つかります♪)

見る側は、コーヒーでも片手に観られるのですから、気楽なもの。
良い時代になりました。

さて、昨日はミハエル=マーティン コフラー先生のマスタークラスで、レッスン通訳をさせて頂きました。

コフラー先生は、このコンクールの審査員のお一人。
奏者として圧倒的な名手でいらっしゃるので、言葉を仲介させるよりも、実際に吹いて頂くことで、受講生に伝わる部分が多いです。


ブリリアントなこの音色を、表現の際を極めるこの豊かな音楽を、
至近で味わえた6時間。
多くの事を学び確認できた、貴重な体験でした。

【関連記事】

コフラーさんのマスタークラス
http://klangjapan467.blogspot.jp/2015/11/blog-post_27.html

エミリー バイノンさんの公開レッスン
http://klangjapan467.blogspot.jp/2015/11/blog-post_12.html

恩返しの公演~神戸国際フルートコンクールに寄せて
http://klangjapan467.blogspot.jp/2015/11/4-2015.html