映画「ゴッド ファーザー」にも出てきた、美しい劇場。
パレルモ マッシモ劇場の観客席 |
その名古屋での引っ越し公演にご招待頂き、大変有難く行かせて頂きました。
演目は「トスカ」。
美しいアリアの数々が、聴きたいように聴こえてくる快感。
絢爛な舞台装置。
幕が進むにつれ会場の空気に柔らかな揺らぎが生まれ、観客に波及し溶け合う。
その場に「生きた」舞台の醍醐味を存分に味わえ、大変幸せなひと時でした。
Tosca 第1幕のフィナーレ |
当代きってのトスカの当たり役と言われる、フィオレンツァ・チェドリンス。
pp~ffのレンジが広く、オーケストラとの合わせも丁寧で、演技も細やかです。
Youtubeで見つけたゲオルギュー↓のトスカも、ため息が出ますねー。
チェドリンスもそうですが、声だけなく、歌だけでなく、音楽だけでもなく、役の生命がそこに息づいているのですね…。
アンジェラ・ゲオルギュー 「歌に生き、愛に生き」
カヴァラドッシ役のマルチェッロ・ジョルダーニ。
ナルシスティックに声の力で歌い上げる、ありきたりのテノールとは無縁で、むしろ抑制の効いたその歌声は、このオペラ本来のストーリーを繊細に表現していて、感動的でした。
ここでは、今カリスマ的人気のヨナス・カウフマン↓を紹介してみます。
ヨナス・カウフマン 「星は光りぬ」
フルートを習っている皆さんも、先生に「歌って~」と言われることが多いでしょう?
ここにアップしたアリアは、きっと皆さんも耳にしたことがあると思います。
「歌う」ってどんなことなのか、ぜひとも参考にしたいところですね...♪*゚
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