2018年6月29日金曜日

基礎奏法講座② / フルートに効く ココロとカラダのケア

気が付けば、6月ももう終わり。

今年の梅雨は1日の寒暖差が大きくて、
体調維持が難しい…と感じるのは私だけじゃないはず。

でもレッスンがあるおかげで、なんとかシャキっとしていられるなぁ、と
ありがたく思っています。


さてご案内が遅れましたが、第2回基礎奏法講座を以下の通り行います。

フルート(に限らず、全ての吹奏楽器)は、
私たちの身体そのものが楽器の一部だと言えます。
そしてその身体を指令しているのは、「意識」という心の働きです。

そんな観点から、フルート演奏における「ココロ」と「カラダ」
その関連について、光を当ててみたいと思います。

お話し頂くのは、薬剤師であり心理カウンセラーなどの資格をお持ちの
高田理恵先生。
ご趣味でジャズフルートを演奏されます。


いつ何を聞いても当意即妙にお答えいただき、
私自身何かと頼りにさせて頂いている、気さくな先生です!
(でも本当は、色々な意味でスゴイ先生なんです。)

内容はこんな感じ↓↓↓ で進めたいと思います。

1.ココロとカラダのつながり

2.ココロの課題
☆「呼吸」による、ココロとカラダへのポジティブな効果
☆≪伸びやかなココロを手に入れる≫
 「唇のふるえ」「手汗」「フワフワ感」… 軽減のためのアプローチ

3.カラダの準備
☆「脱力」と「覚醒」… あなたのパフォーマンスはまだ上がる!
☆だれでもできる「体幹」運動。目覚めたカラダのために!

【日時】2018年7月14日(土)13:30~15:00
【場所】岐阜県瑞穂市 駅西会館 大和室

【持ち物】動きやすい服装、バスタオル、フルート、
【参加料】1500円(クラングの会 関連の方)/ 2000円(その他)
【申し込み・お問い合わせ】klangjapan@gmail.com 又は口頭でどうぞ

ふるってご参加ください♪

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2018年6月13日水曜日

羊と鋼の森 / 映画

2016年 本屋大賞を受賞した 『羊と鋼の森』
その映画を観ました。

ピアノ調律師とは…?
職業人として弾き手の求める音を誠実に模索する、青年のお話し。


濁りの無い登場人物たち。
無駄なく冴えて、耳に届く音響。
美しく深い故郷の森を、求める音の手がかりとして。

大変心地よい映画でした。

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劇中引用された、詩人 原民喜 ハラタミキ)『砂漠の花』の一節。
三浦友和氏演じる主人公の先輩調律師が、「理想の音とは?」と問われ引用しました。

明るく静かに澄んで懐かしい文体
少しは甘えているようでありながら、厳しく深いものを湛えている文体
夢のように美しいが現実のように確かな文体
…私はこんな文体に憧れている。
だが結局、文体はそれをつくりだす心の反映でしかないのだろう。

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言うには及びませんが、「文体」という言葉を、そのまま「音色」に置き換えることができます。

私たちの奏でるフルートの音も
こんな世界観に向かっているとしたら、素敵だな。

キレイゴトかな…?

でも音作りは「自分で求める」ってことだと思う。
「求め続ける」ということだと思うな。

教わることなんてできないんだろうと思うのです。
だって、皆の「心の反映」なのだから。

…そんな風に思った映画でした。