2018年11月23日金曜日

オーケストラ / 映画

映画の好みは人それぞれだと思いますが
現在Amazon プライムで配信中の、『オーケストラ』という映画について、少しご紹介します。

(もうだいぶ前のエイガです、、、2009年とか?)


ラデュ・ミヘイレアニュという監督の作品で、
共産主義政府によるユダヤ人排斥の問題を扱った…気難しい映画?…かと思いきや

笑いどころも満載!

何より最後はチャイコフスキーの音楽に牽引されて
全ての事が昇華されるという、力強く図太く、そして温かい人間味にあふれた映画です。

ヴァイオリニストを演じたメラニー・ロランという女優。
何者にも媚びず、カッコよすぎた。


ユダヤ人排斥、という黒歴史。
それ自体は、重くシリアスな社会派的テーマです。
でもそういう風に語っていないのが、最大の魅力でして。


この監督の前作『約束の旅路』も、アフリカ系少年が生き延びるためユダヤ人として育てられる、という複雑かつ見ごたえのあるテーマを扱っていました。

エキゾチックなBGMもすごく好みで。
(あ、この映画はめちゃシリアス系です。)



先にご紹介した「オーケストラ」、そして「約束の旅路」。

両作品は、根底に描きたい共通したテーマがあるのに
語り口はまったく違っていて、各々別人が撮ったような作風なんです。

個人的な趣味の話しでしたが、
よろしければ、秋の夜長にいかがでしょうか?

0 件のコメント:

コメントを投稿