2019年4月12日金曜日

H.G.-シュマイザー氏 基礎奏法講座 レポート②

先日行われた、ウィーン音楽大学のシュマイザー氏による基礎奏法講座。
参加された生徒さんの、レポート第1弾です↓↓↓
皆さんそれぞれ、本当に豊かで素晴らしい☆

〜Y.F.さん〜

氏のレッスンはまず、フルート抜きの身体のあり方から始まり、身体の脱力、柔軟性が、身体に無理なくフルートを吹くことができるということを説いておられました。
腕、手の脱力は難しく、手においては、フルートを触るだけで力が入るという、厄介な現象を自覚。それを克服するのはなかなか大変そうです。

その後、楽器の組み立て方、頭部管だけの口との関係。楽器の持ち方。指関節の可動を90度までにすることが、指の動きに良いということを踏まえた持ち方など、なるほどと理解しました。

また指において、氏が言われるにはアジアの人は小指に問題(注:関節が柔らか過ぎて、ふにゃふにゃ)抱えている人が多い、とのこと。まさしく私も、左小指は別人格と思うほどで制御不能なのですが、それぞれの指を鍛えることによって改善されるとのことに、ほんまかいな?と思いつつ(注: 爆笑)テレビ見ながら鍛えようとおもいました。

最後にフルートを吹くための歌口と口の関係。息の方向。kissの口。(注: 唇を横にひっぱらない、の意)スケールでの均一な音色の練習の必要性。

あっという間の2時間でした。個人的にもっとお聞きしたいなと思ったのですが、やはり人数が多いので残念ながらあきらめました。それにしても、脱力はむつかしい。
氏の問われた、Was ist Musik?を思い帰路につきました。


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〜Y.M.さん〜

まずは準備体操→フルートの組み立て方→譜面に向かう姿勢、
一から丁寧に進んでいくレッスンは新鮮でした。

今わたしは3人ほどの先生に手解きしていただいてます。
先生それぞれの表現方法があって、「ああ、これはあの先生のこの言葉に通ずる表現だなぁ〜〜」とリンクさせるのが楽しみでもあります。

①論理的に取り組む
正面を向いて中央で構えるような他の楽器に比べて、フルートの構えはかなり不自然な格好で、ゆえに力点の置き所や不自然さを自然なものに近づける努力が大切なんだと痛感しています。
それが論理的にということなのかな…。

②リラックス
肩を思いっきり上げて緊張させたあと脱力する!
かまえる手と腕は、神経の通りをなるべく妨げないリラックスした位置で!
指の丸みを感じてフルートをそわせる・収める感覚!
指(薬指と小指)の独立性を高めるエクササイズ!

緊張するのは簡単なのに、リラックスはなんと難しいことでしょう!

③アパチュア
キスするような唇をイメージして!(注: 唇を横に引っ張らない、の意)
歌口を当てる位置がもう少し下の方が良い。
歌口の穴を塞ぎすぎない。
肘に向かって吹き込むイメージ!

④what is music!
壮大な問いかけでした。
的確に音を語れるような音楽のコトバ、ボキャブラリーを豊かにする。

為になることばかりで、でも自分に取り入れることができるかは別問題なんです。
頭で理解しているようでも、本当に体感するには繰り返すしかない。
繰り返し取り組んでも、戻ってしまう…行きつ戻りつ戻ってばかり…。
そんな時間も悪くはないです。
フルートを吹くことが大好きですから。

2時間はあっと言う間で、もっとお話を聞きたい、簡単なフレーズを吹きながらの手解きを受けたいと欲求が募るばかりでした。
そんな意味での物足りなさ。
贅沢な時間を過ごさせてもらえました。

⑤自分との対話
ひとりひとりの身体の状態は千差万別で、答えは一つではないんですよね。
これからも自分と向き合っていける幸せを感じていきます。

心に響いたコトバをメモるつもりで書きました。


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〜T.S.さん〜

・フルートの正しい構え方が フルートの重さを緩和しているということ。
・頭部管への息の吹き込み方。
・膝は柔軟に  身体の芯はしっかり保つこと。
・フルートのキーを均一に押さえられるような指のトレーニング。

上記を学習した事により 基礎の大切さをしみじみと感じました。
曲を演奏するということはこの基礎を再度確認し トレーニングするところから始まる事だと思います。
今回  指のトレーニングが  私には 新発見でした。

御教授頂き  ありがとうございました。

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H.G.-シュマイザー氏 基礎奏法講座 レポート①
https://klangjapan467.blogspot.com/2019/04/hg.html

H.G.-シュマイザー氏 基礎奏法講座 レポート③
https://klangjapan467.blogspot.com/2019/04/hg_13.html

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