2019年4月8日月曜日

五感であそぶ

桜も満開になりました。

今年も、犬山祭りの初日に
友人の主催する風流なお茶会に寄せてもらいました。

『日本茶カフェ』岩田洗心館

日本茶インストラクターの中根めぐみさん監修の玉露とお菓子を、
岩田洗心館の館蔵品で味わう、という趣向。

作法とか…ちょっと…どころかだいぶ…心配ではありましたが、
そこは友人の催す会。
知らないことは聞いちゃえ、と開き直ります ( ゚∀゚)人(゚∀゚ )♪


席に着く前に、先ずは好みのおちょこを選ばせてもらいました。

茶葉は、品質の良い茶葉を生産することで知られる「浜松天龍」という茶所の、希少な玉露だそうです。

1煎目。
茶葉を湯に浸して抽出されたお茶を、おちょこにひと口味わいます。


…なんという旨み、そしてまろい苦味!
だし汁みたいな、スープみたいな。
味わったことのない風味です。

2煎目、3煎目とお湯を足してもらい、味の変化を楽しみます。

お菓子は、熊本の松風。
素朴な素材の味が、鼻に抜けます。
美しいプレゼンテーションもさすが♡


そして
この茶会も今年で3度目なのでもう驚きませんでしたが、
4煎目のお茶を頂いた後、その茶葉を食べさせて頂けるのです。
ひとつまみの白ゴマだったか、鰹節だったかをあしらって、
ほんの少しのお醤油をさして。

最後まで余すところなく、本当に美味しかった。

2017年の夜山車(よやま)

なんやかやとおしゃべりに興じるうち、
会場近くには提灯を灯したよやまが集まってきました。
お囃子の音が、暖かな春風にのって運ばれてきます。

五感を仄か(ほのか)に目醒めさせてくれるような、繊細な体験をさせてもらえました。

インストラクター中根さんのセンスはもとより、
このようなお茶会を総合プロデュースする、Sちゃんの嗜みの優雅さったらない。

何もかもがさりげなく、だからこそ粋で。

5月には、この仲間と音の宴を催すことになっています。
誠意ある準備をせねば、と心から誓う。

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