2015年4月27日月曜日

サイモン・ラトルの後継予想 ②

こんばんは *:.。..。.:+・゚・*:.。..。.:+・゚・*:.。..。.:+・゚
今日、岐阜市の最高気温は29.1℃とか。一気に夏日です*:.。..。.:+・゚・*:.。..。.:+・゚・*:.。..。.:+・゚・*

ある生徒さんにご意見を頂き、「もう少し親しみやすい教室ブログを目指したい!」とは思っているのですが… (-.-)
今回も趣味ブログに走ってしまい…マシタ。まことにスミマセン 笑 ! 


前々回のトピック『サイモン・ラトルの後継予想!』に続報があったので、記しておこうかと思ったのです。

だって…やっぱり気になるのです。ベルリンのこと。


首席指揮者というのは、オーケストラの方向性を導く、大きな船の船長みたいなものでしょうか。シーズンのコンセプトやレパートリーを決定づけ、オーケストラのカラーを打ち出していく大切なお役目。オーケストラ団員との人間的な相性もポイントの一つとなります。

ベルリンフィルは、オケのボスである首席指揮者を団員の選挙によって選ぶ、自治性の高い珍しい楽団です。その選挙の詳細はベールに包まれていて、指名を受け、契約条件が整い、実際に発表されるまでの過程は、「ローマ法王を選ぶのにも匹敵する」、と若干大げさなことが言われたりもします。

あなたのお気に入りは誰?

今回のアンケートは、『ベルリン市民の皆さん、あなたのお気に入りは誰』という、シンプルなもの。
ベルリンの地元紙、ベルリナーモルゲンポスト紙と、ベルリン・ブランデンブルグラジオ局による共同アンケート。

それによれば、去る4月24/25日に行われたベルリンフィルの定期公演を訪れたうち、1318人のお客さんが回答を寄せました。ただし、この日は候補の一人であるアンドリス・ネルソン指揮の定期だったので、結果はかなり偏っていると思わざるを得ません。

もちろん、市民が望む人選とオケ団員が望む人選は、大きく違うでしょうから、このアンケート結果が、何かしら影響を及ぼすことはないのかもしれません。

ただ「(聴衆の大半である)市民が望んでいる事」を知るのも意味のあることですから、客演指揮者の人選には一役買うかもしれないな、と考えたりします。


…さて、以下はそのアンケート結果。☆Here we go !☆

【ベルリン市民に聞く!ベルリンフィルハーモニー管弦楽団 次期首席指揮者、アナタのご贔屓指揮者は誰?
~ベルリナ―モルゲンポスト紙、ベルリン・ブランデンブルグラジオ局による

1.アンドリス・ネルソンス (36)  448票 
 〈現職〉ボストン・シンフォニー管弦楽団

2.グスタヴォ・ドゥダメル (34)  229票
 〈現職〉ロス・アンジェルスフィルハーモニー管弦楽団 音楽監督

ライブ感満載。「写真うつりの良い」ドゥダメル。










3.クリスチァン・ティーレマン (56)  223票
 〈現職〉ドレスデン歌劇場管弦楽団 首席指揮者
  ※訳注⇒候補に挙げているうち唯一のドイツ人、しかもベルリン出身の指揮者。

4.ダニエル・バレンボイム (72)  125票
 〈現職〉ベルリン国立歌劇場  総音楽監督

5.マリス・ヤンソンス (72)  116票
 〈現職〉バイエルン放送交響楽団

6.リカルド・シャイー (62)  56票
 〈現職〉ライプツィヒ・ケヴァントハウス管弦楽団

7.リカルド・ムーティ (73)  47票
 〈現職〉シカゴ交響楽団 監督

8.ヤニク・ネゼ=セガン (40)  37票
 〈現職〉フィラデルフィア管弦楽団 音楽監督


♪つ・ま・り

ベルリン市民は「若いモンがエエ!」と望んでいる、との結果に。●~*

アンドリス・ネルソンス

へーー。(意外☆)

私はこの若い候補者たち、まだ聴いたことがないけれど、随分望まれているんですね。
世間一般は、熟成した巨匠より、フレッシュな空気を求めているってことかしら !? 

近年、ティーレマン、シャイー、バレンボイム(とラトル)を聴く機会がありましたが、個人的には72歳の御二方かしら…?などと、なんら責任の無いヤジウマに乗っかっているのですが…。

団員による選挙は5月11日。 *:.。..。.:+・゚・*:.。..。.:+・゚・*

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ラトルの後継選挙 http://klangjapan467.blogspot.jp/2015/05/blog-post_12.html

サイモン・ラトルの後継予想! http://klangjapan467.blogspot.jp/2015/04/blog-post_14.html

ブラウ & パユ 対談 http://klangjapan467.blogspot.jp/2015/02/blog-post.html

2015年4月20日月曜日

自然は最良の作曲家

雨の多い今年の4月。今日は24節気の「穀雨」だそうです。
私たちが生きるために必要な恵みの雨。ーそう思えば、少しは気持ちも晴れるかな。


先日、来月の仕事場の下見に出かけた道すがら…


はっとする様な光景に行き当たりました。
「はなももの園」とでも言いましょうか。

辺りにはウグイスと風の音だけが渡り、それだけで充ちたりています。


…以前クラリネット奏者のカール・ライスター氏が、レッスンの中で ‐シューマンの幻想小曲集でしたが‐ 仰ったことが、思い起こされました。
「Nature ist der beste Komponist.」(=自然は最も優れた作曲家なのだよ。


シューマンだけでなく、ベートーヴェンやシューベルトらがそうであったように、私たちもまた、岐阜というこの豊かな郷土の自然から始める音楽があるのかもしれないな…と思った出来事でした。


…なんて、ちょっとカッコつけすぎましたかネ (^-^)


何はともあれ、新しい週。どうぞ良いスタートを♪
Ich wuensche euch einen guten Start auch in die Woche!


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知ることより、感じること http://klangjapan467.blogspot.jp/2015/05/blog-post.html



2015年4月14日火曜日

サイモン・ラトルの後継予想 !

レッスンにいらしたSさんが、この程ドイツのバーデン・バーデンのイースター音楽祭にいらっしゃり、色々とお話をうかがいました。

ベルリン・フィル×4公演 ☆♪
中でも、オペラ形式の「バラの騎士」と、同じくR.シュトラウスの「変容」(=メタモルフォーゼン=23の独奏弦楽器のための習作)が素晴らしかったそうです。ラトルとベルフィルが完全に一体化していたとか。


さて、2018年をもって契約満了となる、ベルリン・フィルの首席指揮者、サイモン・ラトルの後継者について、注目が高まっています。

今年の5月11日に団員による選挙で、ラトルの後任が決まります。世界的に見ても、オーケストラ団員が自ら選挙を行って、次期の常任指揮者を決めるケースは、大変珍しいことだそうです。

…個人的な興味もあり、たまにはドイツ語の練習もせなあかん…<`~´> ということで…

ドイツの新聞 ベルリナー・モルゲンポスト Berliner Morgenpost にその下馬評(!?)が出ましたので、ご紹介します。
リンク:http://www.morgenpost.de/kultur/berlin-kultur/article139407548/Wer-gute-Chancen-auf-die-Rattle-Nachfolge-hat.html

(と申しましても、大雑把な直訳でスミマセン。結構辛口で可笑しいのです。誤訳等があれば、お知らせ頂ければ、と…。)

フィルハーモニー大ホール

それでは…

【ベルリンフィルハーモニー管弦楽団 次期首席指揮者候補者リスト】
~ベルリナーモルゲンポストによる

マリス・ヤンソンス Mariss Jansons (72) 70%

目下のところ一番人気で、悪く言うものはない。団員にも敬意を払い、レパートリーの幅が広く、伝統的なスタイルにも忠実。カラヤンの弟子。彼がこのオーケストラと、シャロウン設計のこのホールを気に入っている事はよく知られている。(バイエルン放送響のホールではいささか揉めたこともあるので、)彼は良いホールを必要としている。健康面が懸念される。

◆ ダニエル・バレンボイム Daniel Barenboim (72) 70%

団員が「世界的スター」を望むなら、彼ほど適した候補者はいない。誰しも一度は彼の演奏を耳にしている音楽家である。雑誌「The New Yorker」誌上、「生存する音楽家の中で、最も重要な1人」だと取り上げられた。また、イスラエルとパレスチナの若い音楽家で構成された「ディヴァン・オーケストラ」の設立で一躍名を挙げた。バレンボイムはピアニストとして、また指揮者として50年以上も、ベルリンフィルと関わり続けている。これまでに2度、常任選定選挙で名が上がったが、前回は若いラトルに軍配が上がった。バレンボイムは、ディヴァンの他にもベルリン国立歌劇場の音楽監督ではあるが、遅ればせながらの「婚姻関係」も想像に難くない。

クリスチァン・ティーレマン Christian Thielemann (56) 60%

「本能的な」音楽家を挙げるなら、彼だろう。ティーレマンは魔物とも言うべき、音楽的ハイライトを創り出せる一人。また、古式にのっとったドイツ音楽の伝統を継承する旗手でもある。音楽業界はグローバル化、デジタル化が進んでいる。彼の存在はもちろん唯一無二ではあるが、カラヤンの継承者という見方はある。しかし、それは同時にカラヤンにおける「繁栄」と「罵詈」という、両側面(の評価)が付いて回ることを意味する。また、彼の本拠地である、ドレスデン・ゼンパーオパー前から始まったPegida(=西洋のイスラム化に反対する欧州愛国者の団体)のデモに対する「寛容で大仰な」反応は、多くの人を懐疑的にさせた。
ただ、ベルリンフィルの団員には、彼を推す一派が少なからずいることも事実。ワーグナーやブルックナーからリヒァルト・シュトラウスまでの後期ロマン派の素晴らしさは、議論の余地がない。ただベルリン・ドイツオペラ時代、頑なな「支配的指揮者」としてミソを付けた過去が。ベルリンフィルは彼との「共生」を学ばねばならないだろう。

シャロウン設計の「サーカス小屋」外観

アンドリス・ネルソンス Andris Nelsons (36) 60%

将来の投資であろう。若手世代の中では最も才能にあふれ、前途の明るい人物。カリスマ性を備えた、楽壇にふさわしい一人。マリス・ヤンソンスの愛弟子で、ちょうどボストン・シンフォニーでのキャリアを開始したところ。伝わるところによると、非常な情熱と実行力を持って、このオーケストラでのやり方を学んでいるそうだ。一年前のインタビューで、ネルソンス自身「ベルリンフィルを率いるにはまだ若すぎる」と話しているそうだが、(選挙直前の)4月23-25日には、このオケで、グルーバーとマーラーを振ることになっている。この指揮者が持てるすべてを出し尽くすことは疑いがない。ちなみに、「選挙前にインタビューに答えることはしない」、と早々に発表されている。何でだ?

グスタヴォ・ドゥダメル Gustavo Dudamel  (34)  40%

もし選挙の状況が混沌とするようなら、彼は理想的な妥協案であろう。彼はベルリンに好意的であるし、また指揮台で情熱を燃やし尽くした時の、「写真うつり」もなかなかだ。ある種の人には、胸が高鳴るだろう。過去数年、彼の音楽解釈は成熟してきた。それから、彼はベネズエラの教育システム、「エル・システマ」の出身者である。彼は、その中から出世コースに躍り出た典型例である。現在ロス・アンジェルス・フィルの音楽監督である。

リカルド・シャイー Riccardo Chailly (62) 35% 

心にイタリアオペラへの愛着を抱え、ミラノ・スカラ座におけるダニエル・バレンボイムの後継者となった。クラウディオ・アバドの愛弟子。極めて保守的な音楽都市ーライプツィヒでの軋轢を含めて、もう永遠かと思われるほど長く、ケヴァントハウスオーケストラを率いている。CD録音は概して評価が高い。

ヤニク・ネゼ=セガン Yannick Nézet-Séguin (40) 35%

現在フィラデルフィアの音楽監督。このカナダ人指揮者は、独特の指揮美学を宿している。或いは「ショウ」とでも言うべきものを。聴衆はそれを好んでいるし、音楽家達も彼を讃えてはいる。彼は(フィラデルフィアとの)契約を2022年まで延長した。ただ良い契約には「離脱条項」も含まれているものだ。これは何を意味するのだろうか?年齢からしても、(ベルリンフィルの)若い層に気に入られ、(一定の)高い要求を満たすという点においては、彼もまた極めて適していると言えるだろう。

リカルド・ムーティ Riccardo Muti (73) 30%

70+α世代のスター指揮者。彼が同世代と競合するのならば、勝ち目の強い相手であろう。30代+αの世代に、優秀な指揮者が現れ始めたが、その間の世代は層が薄い。「オールドマスター」ムーティは、現在シカゴ響を率いている。ベルリンフィルとは1972年以来の付き合い。しかしながらシャイーと同様、クラウディオ・アバド亡き後、こうも早いタイミングで、再びイタリア人指揮者が迎え入れられることは、考え難い。少なくともムーティは4月15-17日にベルリンフィルの定期公演を振る予定である。

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ラトルの後継選挙 http://klangjapan467.blogspot.jp/2015/05/blog-post_12.html

サイモン・ラトルの後継予想 ② http://klangjapan467.blogspot.jp/2015/04/blog-post_27.html

ブラウ & パユ 対談 http://klangjapan467.blogspot.jp/2015/02/blog-post.html

2015年4月12日日曜日

パスカル・ドヴァイヨン×村田理夏子 ピアノデュオ

晴天の日曜日、パスカル・ドヴァイヨン(ベルリン芸術大学教授)と村田理夏子さん(同大学講師)のピアノデュオコンサート@宗次ホールへ。


【プログラム】

♪シューベルト:ハンガリー風ディヴェルティメントより第3楽章
♪インファンテ:アンダルシア舞曲より Ⅰ.リズミックに
♪シャブリエ:狂詩曲「スペイン」
♪ラヴェル:ラ・ヴァルス
♪ブラームス:2台のピアノのためのソナタ作品34b


私生活でもパートナーのお2人。

村田理夏子さんとパスカル・ドヴァイヨンさん

4手から繰り広げられる響きが溶け合って、何より音楽の本質に寄り添って…。
聴いていて、ただただ幸せな気持ちになる。

オーストリア~ハンガリー~スペイン~フランス~ドイツ
渡り歩く「歌と踊りの旅。」

自らコスモポリタンな活動をされている、行き来自在の欧州人の強み。

村田さんの簡潔で理知的な通訳も、いつもながら素晴らしい。

お話の進行はフランス語でなされたが、長大なブラームスが終わったあと、無意識なんだろうか、
ドヴァイヨンさんの口からはドイツ語がついて出た。
音楽によって、頭の中で巡る言語すらスイッチしているのかな。


いつかまた機会があれば、逃さないようにしよう。

【パスカル・ドヴァイヨン Pascal Devoyon インタビュー】
http://jp.yamaha.com/sp/products/musical-instruments/keyboards/pianist-lounge/now/016/

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ダニール・トリフォノフ 2014 神戸 http://klangjapan467.blogspot.jp/2014/10/2014.html


2015年4月10日金曜日

ジャン・フェランディス 公開レッスン

先日、ジャン・フェランディスさんの公開レッスンを聴講させて頂きました。(於:ドルチェ楽器名古屋店)

音楽的なアドヴァイスはもちろん、身体の使い方について、具体的な示唆に富み、即座に結果を出す、素晴らしいレッスンで大変印象的でした。

ジャン・フェランディス氏

フェランディスさんを一見して、「西洋の体つき」だなーと。…ま、当たり前か… (^^ゞ

フォルミザーノ氏や、コフラー氏、ミヒァエル・ファウスト氏等にも共通して感じたのですが、頭は天から吊られているようで、足はしっかり地軸に吸い寄せられ、長い手は脱力し、非常にしなやかなんですね。

そういった方たちの肉体や存在感までもが、ダンサーや俳優かと思えるような、佇まいをしています。

そしてこういう方達って、声も良いんです。声そのものというか、声の響き(=レゾナンス、共鳴)が良いんですね。もう見るからに「鳴る身体」だと、想像できるわけです。


レッスンの冒頭、立ち方や構え方についても言及がありましたが、色々な先生が様々なことを仰るので、ここでは割愛し、要点を2点に絞ります。


①頭の位置(=ポジショニング)について


そもそも基本の「立ち方」は、上図のように、頭から足まで一つの軸が通じていて、肩甲骨が下りて、それにより胸が開き、肩はリラックスしている状態です。例えば、良い声楽家は基本的には、このポジションを取っています。

ところがフルート奏者はそれに加えて、腕を持ち上げ、楽器を前に構えます。そのため、上記の基本姿勢を崩してしまう場合がよくあると思います。大抵は、頭の位置が前に出てしまいます。加えてフルートの構えはシンメトリー(=左右対称)ではなく、上体をねじらないようにしなければいけません。

頭が前に出るとどうなるか?

実験してみると面白いのですが、頭が軸に乗った時の声と、(ペキン原人みたいに)頭を前に出して声を出してみるのとでは、その共鳴は如実に違います。このことが、フルートに影響しないわけがありません。

首が緊張し、のどが閉じ、背中が上に引っ張られて緊張します。

ましてや楽譜を読んだりして集中しすぎると、前半身ばかり忙しく使っていて、視野が狭くなったり、胸が閉じて自在な呼吸が得にくくなったり、恐らくは限定的な音しか聴いていなかったりするでしょう。大家は後半身を有効に使っていますね。


それから…

フルートを吹いている時、音程調節などのために、「前後の」首の動きはしばしば行いますが、フェランディスさんは、「左右の」動きの柔軟性も確保しておられました。(耳をわずかに肩の方向へ左右交互に傾ける動き)PPを吹くときは必ずと言って良いほど、首がロックしていないか確認しています。




これら身体のポジショニングに関しては、いわゆる「アレクサンダーテクニック」に似ていると感じましたが、彼曰く、彼自身が独自に熟考し、発展させたメソードだということでした。「アレクサンダーテクニックについては、よく知らないんだ。時々(似ていると)言われるけどね」とのことでした。


②口は胸にあると思うべし ?!

笛は口で吹くものです。でもそれは時に「外にペーペー出る音(分かります?笑)」になってしまいがちで、地声のように幼い音色に聞こえてしまいます。

「口は胸にあると思うべし」というのは、響きは体の「外でなく内部で」共鳴させよう、ということだと理解しています。

チャクラ

以下はフェランディスさんが仰ったことではありませんが、ふと上図に思いが至りました。

チャクラとはインドの伝統医療で、「エネルギーを生み出すポイント」考えられているところだそうです。フェランディスさんの仰っている「響きの源」が、見事にこの図の❸~❺の位置と一致するのです。そう言った発想が彼自身にあるのか、うかがってみたかったです。

まぁとにかく、あんまり口でペーペーと吹き散らさず、❹のポイントが口だとイメージしなさい、ということでした。音色や音域によって❸や❺のイメージを持つ時もある、らしいです。


①②とも、実際私の生徒さんともやってみましたが、とても良い感じでしたよ♪
…読んでいるだけでは??よく分かりませんよね。
レッスンの中でやってみますのでね (^-^)☆


(…他にもたくさんの言及がありましたが、今回は割愛します。)

本当に多彩なメソードをお持ちの、素晴らしい先生でした。フルートには決まった教え方があるわけでなく、先生によって色々なことを仰います。いろんなアイデアを試してみて、時分に有効だと感じたら、そのアイデアを生かせば良いと思います。

そしてすべてはのびのび音楽を奏でるために ♪


レッスン後、ユーのファンタジーを演奏して下さいました。もちろん、プレーヤーとしても大変魅力的です。

お招きいただいたドルチェ楽器さんには、深く感謝しています。
ありがとうございました。


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2015年4月5日日曜日

伝わる、ということ

花散らしの雨。桜の季節も終わりですね。
特別な所に出かけなくても、素敵な桜スポットがあるのが岐阜の良いところ。
今年はタイミング良く、お花見できました。


ブログを始めて、7か月ほどになりました。

もともと生徒さん方と日々の思いを分かち合えたら、と始めた地味ブログなのですが、先日とても嬉しいことがありました♪


ブログを始めた頃に書いた、エレクトーン奏者・鷹野雅史さんのコンサートレビューに、ご本人からコメントを頂いたばかりでなく、知人を介してお会いすることになったのです。思いがけないことでした。

鷹野さんは、お若い時からエレクトーン界を牽引されてきたお一人で、youtubeなどを拝見すると、海外にも熱心なファンの方がいらっしゃるのが分かります。

…こんな地味ブログに反応して下さるのだから、お人柄は推して知るべし…(^-^)

ネットの中の溢れる情報を読み飛ばすことなんて、簡単なことなのになぁ。


実際にお会いし、どんな勉強をなさっているのか、どんな風に後進を育てていらっしゃるのか、どんな人生観をお持ちなのか、ーもちろんそのほんの一端に過ぎませんがー少しはうかがい知ることができました。
何てことのないざっくばらんな愉しいお話もでき、あっという間のひと時でした。


…それにしても、youtubeにはいくつか鷹野さんの驚くべき映像があり、『ほぇーー』と感嘆してしまいます。

エルガー / 威風堂々

こちらは「少し」お若い時の演奏 (^-^)v

例の有名なテーマが始まる2'00~…瞑想するように静かに、息の長いフレーズでテーマを開始します。この抑制が後々まで効いてくるのです。

同じテーマが繰り返されるたびに、何と言うか…人間が持っているべきDignity(=高潔さ、尊さ)とかPride(=誇り)というようなものを心の底から奮い立たせながら、すべての人々を鼓舞するように高らかに歌い上げていきます。

お腹の底から湧き上がるような、この確信に満ちた演奏は、「音楽って楽しいだけじゃない」「それだけのものじゃない」というようにも聴こえ、なんだかとても勇気づけられるのです。

エレクトーンの世界について詳しくないのでよく分かりませんが、このような領域に達する奏者って、きっと稀なんじゃないかなぁ。


…というわけで

このブログがきっかけとなった素晴らしい出会いに感謝しつつ、Mr. Max Takano こと鷹野雅史さんについて、再びご紹介させて頂きました。


上の動画に魅了されたそこのアナタは、下記リンク動画もご覧ください。
どの曲もスタイルが違っていて、great fun to watch です。

戦場のメリークリスマス ♫♫♪ ♫♫♫ ♫♫♪
tps://www.youtube.com/watch?v=RlDjiRLmrzo

Cherokee
   (普通はウォーキングベースだけで一人の仕事なのに、千手観音か!と思ってしまう。)
https://www.youtube.com/watch?v=mEVLT5b73Bg

Funny Strict Teaching Choirs (合唱団の練習風景 あるある)
https://www.youtube.com/watch?v=GR0-7gmA3mk&list=PLEF452F1D19DDCAFC&index=8


【関連記事】

鷹野雅史 エレクトーンコンサート - so much fun
http://klangjapan467.blogspot.jp/2014_09_01_archive.html