2014年10月5日日曜日

Eternally

この週末は充実していましたよ。

『アンサンブル・ラロ(室内楽)』 大垣市 スイトピアセンター音楽堂
『アルゲリッチ、私こそ、音楽(映画)』 伏見ミリオン座
『五木寛之 講演会』 長良川国際会議場
『神田寛明 フルートリサイタル』 ドルチェ楽器 名古屋店

どの演目も大きな満足感があり、お腹いっぱーいです。


「アンサンブル・ラロ」

後半のブラームスが素晴らしかったです。日・墺・露・ラトヴィア・ルーマニアという多国籍なメンバーによる室内楽。同時に、帝都ウィーンの文化の拡がりを感じさせます。ピアノのダイアナ・ケトラー Diana Ketler さん、素晴らしい寄り添いやリードを聴かせてくれました。ウィーンの響きは、ドイツの音色よりも柔和で、また違った良さがあります。

Aちゃんが懸賞でこのコンサートのチケットを当てて、誘ってくれました。ありがとう♪

アンサンブル・ラロ

「アルゲリッチ、私こそ、音楽」

アルゲリッチを知っている人ならば、三女が撮影した彼女の素顔を存分に楽しめると思います。彼女の自然で本能的な生き方は、世間から見れば異端です。例えば、3人の娘は各々父親が違います。各々の娘に対し、違った母性を見せるのも面白い。それでいて、(今となっては)家族との、少なくとも娘たちとの調和は取り戻したようです。それでも「何かが欠けている。それが何か分からないけど」と、悩む姿すら隠しません。


90年代に、ベルリンでアルゲリッチの演奏を聴いた事があります。ベルフィルとのチャイコン。ゴールウェイとのプロコのCDの印象もそうですが、この映画でアルゲリッチのイメージが変わりました。以前は、他が追随できないほどのパッションが迸っていたように思います。…現在は肺癌を患っている、とのこと。関係があるかは分かりませんし、良いか悪いかということでなく、彼女の「今の」演奏が好きです。挿入曲のプ―ランクやラヴェル、哀しくて美しかった…。

『アルゲリッチ、私こそ、音楽』 trailer



「神田寛明 フルートリサイタル」

神田さんはスラっと背が高く、後ろ半身がバチっと決まっています。立ち姿が美しいだけでなく、結果胸も開いて、フルーティストの体なのだなぁと。



今日は頭が疲れていたので、チャップリンのエターナリー(ライム・ライト)が、素直に沁み渡りました。生徒さんとも是非やってみたい1曲です。Tさん、いかがでしょう♪

Eternally プラシド・ドミンゴ

Eternally サラ・ヴォーン



本当はこんなに素晴らしい演目の数々は、少し時間をおいて見聞したかったのですが、これもタイミング。ゆっくりと心と頭に行き渡らせたいと思います。

しかしブログなのに、1枚の写真も撮っていない…。地味ブログですみませんねぇ。



皆さんはどんな秋を過されていますか?

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