霙(みぞれ)のような、冷たい雨が降っています。
明日には雪へと変わるのでしょうか。…って何かの歌みたい。
岐阜県関市に、
『足立工業ぶんかホール』というサロン風の素敵なホールがあります。
高校の同級生のご実家です。
足立工業さんは、理美容ハサミの生産において国内50%のシェアを保っているそうですから、私たちもそれと知らず、美容院等でお世話になっているかもしれませんね。
(まったくの余談ですが、足立工業さん、いつかTVで紹介されたことがあるので、貼っておこうっと。)
その足立工業さんが移転する前の工場跡地に、「ぶんかホール」があります。元の工場を音楽ホールにリフォームしてあって、こじんまりとしていますが響きが良く、フルートを吹くには大変心地よいホール。
そのホールで、同級生の文香さんのピアノ教室が発表会をされたので、「クラング」からもお2人出演して頂きました。
彼女のクラスはお子さんのみのピアノ教室ですが、ピティナなどのコンクールなどにもさかんに挑戦されており、選曲なども多彩で美しく、ご指導の確かさを感じました。
彼女のクラスは普段からこのホールでレッスンをしています。場所柄生徒だけで通うのは不便で、保護者が送迎されるため、
保護者も一緒にレッスンを聴講されるそうです。そのため
お家での課題がはっきりとするし、練習のアイデアが伝えやすいと仰っていました。
レッスンをうまく機能させるためには、お家での練習(の質と量)が大きな鍵ですから、保護者の方のお力はとても大きいのです。
さて…♪ 今回の聴き手はお子さんが多いということ、サロン風のホールであることから…
フルート3重奏 「大きな古時計」
クロンケ 「2羽の蝶」
ケーラー 「花のワルツ」
を演奏することに。
「大きな古時計」は1876年作と言いますから、今から140年ほども前の曲。今も色褪せない温かいメロディです。
またクロンケやケーラーの生きていた19世紀半ばという時代は、ショパンやヨハン・シュトラウスが亡くなった時期(両者とも没年は1849年)でもあり、
当時は「ワルツ」が大流行していました。
お2人とも、くるくると変わる様々なワルツを、のびやかに演奏されました。
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ベヒシュタインとFさんとSさん |
今回のピアノは、ホールに3台あるうちの
『ベヒシュタイン』を使わせて頂きました。
ドビュッシーに「ピアノ音楽はベヒシュタインのためだけに書かれるべきだ」(←wiki情報)と言わしめた、ドイツの名器。
右手のレンジがまろやかで、フルートとぶつからず、まろやかに包んでくれる楽器。伴奏や室内楽に適した楽器だと思います。見た目も優雅ですね。
…発表会の後は…ホッと一息、お茶の会♪
スリジェ・ダムールのケーキと、持参した『Ronnefeldt(ロンネフェルト) / ハニーブッシュ』というお茶。ハニーブッシュは南アフリカの健康茶。甘い香りでクセがなく、癒しの一杯でした。
あ、ロンネフェルトも創業1823年だ。今日は演奏した作品も1800年代半ば、ベヒシュタインは1800年代後半製…そういう日だったのかな。
生徒の皆さんも、来年はぜひこの素敵なホールを体験してみて下さい。
吹いて佳し、聴いて佳し、飲んで佳し、の会ですから!
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