なんというきまぐれブログなのでしょう。
先週末、ベルリン留学時代の友人たちと再会することができました。
当時の友人たちは、関東や関西圏で活動していて、普段はなかなか会えません。
今回会った友人は、2人ともフルート奏者であり教育にも携わっていますので、お互いに共感したり、私自身は大いに刺激を受けたり、とあっという間の時間でした。
久しぶりにベルリン時代の仲間に会ったタイミングで、面白いインタビューを見かけましたのでご紹介します。
ベルリン・フィルの首席フルート奏者、アンドレアス・ブラウ氏とエマニュエル・パユ氏の対談インタビュー。
アンドレアス・ブラウ(以下敬称略)は昨年定年退職され、先秋から後任として元シカゴ響のマテュー・デュフォーが新たなメンバーに加わりました。
(オーデシションはぶっちぎりの成績だったとか。…彼なら納得、だなぁ。先日名古屋に来ていたジャコー氏も入団テストを受けていたらしいです。)
ブラウは、パユが生まれる前からベルリンフィルのメンバーであり、カラヤン時代はもちろん、アバドやラトルと言った指揮者のもと活躍しました。
アンドレアス・ブラウ氏 |
パユは、45年もの間ベルリンフィルの歴史、-特にカラヤン時代を共にしてきたブラウに、大きな関心を寄せています。オーケストラの中の首席奏者の役割や、木管フルートのアプローチなどについても。(訳されていませんが、パユは木管の頭部管を5つも割ってしまったとか!)
首席奏者どうしなので、普段は一緒に吹くことのない2人ですが、ベルリン・フィルという巨大なエネルギーを持った楽団の一員として、ベルリン・フィルのどんな歴史を背負い、どんな未来を導くのか、真摯な話し合いがなされています。
ベルリン・フィル ラウンジ
アンドレアス・ブラウ & エマニュエル・パユ 対談
※ たくさん記事がありますので、真ん中辺りまでスクロールして下さい
http://www.hmv.co.jp/news/article/1502020050/ (第108号 前編)
http://www.hmv.co.jp/news/article/1501160013/ (第109号 後編)
対談の映像はこちらに↓あります。(独語、英語字幕)
https://www.digitalconcerthall.com/ja/interview/16903-4
ブラウさんとは、ムラマツ名古屋の公開講座でご一緒させて頂きました。バッハの管弦楽組曲2番のレッスンでしたが、通訳が間に合うかドキドキしました。
アーティキュレーション、装飾音、スタイル、テンポ、フレージング等、細やかな積み重ねを大きく構築していく、そんなレッスンだったと記憶しています。
打ち上げの時、名フィルの橋本先生が同じオーケストラ奏者として、大変熱心に質問されていたことも思い出されます。
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新世代のトップランナー / セバシチャン・ジャコー氏
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