2015年6月24日水曜日

ベルリンフィル新シェフ決定

既におとといの事になりますが、ベルリンフィルの新しい首席指揮者(兼、ベルリンフィル財団の芸術監督)が発表されました。
国内外のたくさんのメディアが発表したので、ここでわざわざ…の感もありますが、これまでしつこく?! (^^ゞ 話題にしてきたこともあり、結果を記しておこうと思います。

キリル・ペトレンコ氏 。(43)
現在、ミュンヘン・バイエルン国立歌劇場の音楽総監督。

Kirill Petrenko

【ベルリンフィルによるプレス発表】

http://www.berliner-philharmoniker.de/titelgeschichten/2014-2015/kirill-petrenko-2015/ (独)
http://www.berliner-philharmoniker.de/en/titelgeschichten/2014-2015/kirill-petrenko-2015/ (英)

プレス発表 (独/英)
 
 
シェフ受諾の旨を告げた後の、ペトレンコの第一声は 「オーケストラを抱擁します。」
 
 …通常、初共演する指揮者に関しては、「この指揮者をもう一度招くかどうかが団員の間で話題になるんだそうですが、2006年ペトレンコとの初共演の際は、いつ(再び)彼を招くことができるか」が、団員の関心事だったと言います。
 
【ペトレンコのコメント】
 
Kirill Petrenko: »Man kann es gar nicht in Worte fassen, was in mir gefühlsmäßig vorgeht: Von Euphorie und großer Freude bis zu Ehrfurcht und Zweifel ist da alles drin. Ich werde meine ganze Kraft mobilisieren, diesem außergewöhnlichen Orchester ein würdiger Leiter zu sein und bin mir auch der Verantwortung und der hohen Erwartungen bewusst. Vor allem erhoffe ich aber vom gemeinsamen Musizieren viele Momente des künstlerischen Glücks, die unsere harte Arbeit belohnen und unser Künstlerleben mit Sinn erfüllen sollen.«
 
現在自分の感情に湧き起こっていることを、言葉で表すことは到底できません。高揚感や大きな喜びであることはもちろん、畏敬や逡巡に至る気持ちまで、あらゆる感情を含んでいます。この並外れたオーケストラに対して堂々とした指揮者であるために、私の持てる力を全て結集するつもりであり、また自分自身、そのことへの責任と高い期待を感じてもいます。しかしなによりも、これから共にする音楽活動を通じて、厳しい鍛錬に報い、我々の音楽家人生に意義をもたらす芸術的至福の瞬間を多く持てるよう、切に望んでいます。
 
【演奏動画】
 
スクリャービン / 「法悦の詩」より
 
就任は2018年。
 
 …そういえば今週末は、ヴァルトビューネ Waldbuehne のコンサート。文字通り、森の中の舞台で行われる、ベルフィルによる市民向けの野外コンサートです♪
市民は、毎回最後に演奏される「ベルリンの風 Berliner Luft」という曲を、指笛を鳴らしながら、或いは手に持った花火を揺らしながら愉しむのです。ベルリンフィルの演奏する市民の歌。皆それは誇らしげで。…たまらなく懐かしいです。
 
 
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