2015年7月31日金曜日

Bluemoon

連日なんとも暑いですねー。今日岐阜の最高気温は37℃。
バンコクよりも、ハノイよりも、ジャカルタよりも暑いっ!
…なんだかそれならいっそ良いような気もしてきました。(^^ゞ

暑中お見舞い申し上げます。
皆さん、どうぞつつがない毎日を…。

こんな日には、海を愛したドビュッシーのピアノ曲などいかがでしょう?

Debussy 水の反映 / マーク-アンドレ・アムラン Marc-Andre Hamelin 


…そして今晩は、

今月2回目の満月 ☆.。.:*・゚ ☆.。.:*・゚ ☆.。.:*・゚ ☆.。.:*・゚ ☆.。.:*・゚ ☆.。.:*・゚
月が蒼く見えるわけではないようですが、『ブルームーン』と言うんですって。

Debussy 月の光 / ポール・クロスリー Paul Crossley


(アムランもクロスリーも、水や光の感じさせ方が、本当に好きだなー♡ )


それでは 

どうぞ、心地よい宵を…♪
Hoping you a comfortable evening with the splendid fullmoon here, there and everywhere!

2015.7.31. Blue Moon in Noir

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フルート教室のご案内 http://klangjapan467.blogspot.jp/p/blog-page.html

2015年7月26日日曜日

Energy for next days

夕べは中日新聞主催の長良川花火大会へ  *・゚・*:.。.*.。.:*・☆*・゚・*:.。.*.。.:*・☆*・゚・*:.。.*.。.:*・☆*・
地元でも、なかなか足を運べ(び)ませんよね。

正面に岐阜城と長良川の水面を臨む、とっても良いお席だったので、皆さんにもおすそ分けしてみます。(友人のおかげです…♪)

あーでも…動画ではだいぶ小さくなっちゃうかなぁ… (^^ゞ
※スマートフォンでご覧の方は動画が静止画として表示されているようです。

折しも夕べは上弦の月が浮かび、適度な風も吹いて、最高の花火日和 ^m^ .。.:*・゚+.。.:*・゚+.。.:*・゚+.。.:*・゚



花火の進歩も隔世の感がありますね。…その色彩も、そのカタチも。


サクラ」がテーマの花火。散り際も、ホンモノに似て。

Sakura as Fireworks


最後は、狂おしいほどの乱れ咲き。…ってか暴発 ?! <`~´>☆


Finale


キラキラしたものを見上げるって、気分が良いですね。

…ドイツ語に「Kopf hoch! (コプフ ホッホ)という表現があります。
直訳は「頭を高くして。」 つまり、「顔を上げて、元気出してね」という励ましの一言なんです。

例えばそういうことのために、花火とか音楽ってあるんだなぁ、と思えた一夜でした。


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2015年7月25日土曜日

アンドレア オリヴァ / リサイタルのご案内

ムラマツ楽器名古屋店さんからご案内頂いた、フルートリサイタルの告知です ♬

アンドレア・オリヴァ氏  Andrea Oliva


ドン・ジョヴァンニより「お手をどうぞ」による変奏曲 モーツァルト - メルカダンテ編曲 / アンドレア・オリヴァ

演奏者として、教育者としてご多忙なオリヴァ氏。オケ以外で、来日する機会も多くはないようです。お名前はとどろいていますが、これまで聴かせて頂く機会はありませんでした。

ムラマツ 14Kゴールド×イタリア的な華やかさと明瞭さ、歌うように密度の濃いレガートを備えているように感じます。力んでいないのに、十分な(音)圧がかかった音って、男性の肉体のなせるワザなんだよなぁ。

…経歴的には、同門でありオリヴァ氏の2歳年上のフルーティスト、ダヴィデ・フォルミザーノを想い起こしました。何度かレッスン通訳をさせて頂き、結構ディープな私生活も垣間見ましたが (^^ゞ、笛吹きとしては、「毎回!!」ドギモを抜かれるような感動を覚えました。あれだけ具体的なイメージを実際に体現できるフルーティストは、易々とは存在しません。

そのダヴィデとこのオリヴァ氏は、年齢から言ってもジェラール門下で同時期を過ごしていたのよね…。どれだけスゴかったの?!、シュトゥットガルト音大。恐るべし、ジェラール門下!


とにかく、一聴の喜びは大きいかと♪
一緒にお出かけしませんか?
生徒さん分のチケットは取りまとめますので、お声をかけて下さい。

Click で拡大します

【プロフィール】

1977年、イタリアのモデナに生まれる。
ジャン=クロード・ジェラール、ジェームズ・ゴールウェイに師事した。
2004年ミュンヘン国際音楽コンクール 第3位、2005年神戸国際フルート・コンクール第1位獲得。
2000年ローマ歌劇場の首席フルート奏者、2003年ローマ・サンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団のソロ・フルート奏者に就任し、現在に至る。
客演奏者としてミラノ・スカラ座管弦楽団、バイエルン放送交響楽団、バンベルク交響楽団、マーラー室内管弦楽団、ヨーロッパ室内管弦楽団など多くのオーケストラと共演。
ローマ・サンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団のソリストとして、指揮者クリストファー・ホグウッドやチョン・ミュンフンと共演している。
2010年にはアントニオ・パッパーノ指揮によるカール・ニールセンの「フルート協奏曲」を共演し、好評を博す。
更に、2013年1月にはマンフレート・ホーネック指揮による、フランスの現代作曲家マーク=アンドレ・ダルバヴィの「フルートとオーケストラの為の協奏曲」をイタリア初演し、大成功を収めた。
また、ハイぺリオン・レコードからの「バッハ/フルート・ソナタ集」他、数多くのCDがリリースされている。
現在、スイス・ルガーノのスヴィッツェラ・イタリア―ナ音楽院フルート科教授。

【リサイタル】

2015年8月26日(水)開演 19:00
会場 / 名古屋市 電気文化会館
大人 ¥3500 / ムラマツメンバーズ¥2500 / 学生¥2500

【プログラム】

シューマン:3つのロマンス
ヴィドール:組曲
ヴァレーズ:比重21.5
タファネル:「ミニヨン」の主題によるグランド・ファンタジー   他

フルートの王道のレパートリーばかりです。


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アンドレア・オリヴァ リサイタル in 名古屋 http://klangjapan467.blogspot.jp/2015/08/in_28.html

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2015年7月24日金曜日

木漏れ日の散歩道

おはようございます。
今日も暑くなるようですが、爽やかな朝でした♪ 
(このブログを書いてるうちに、グングン気温が上がってきています…)

このたびアンサンブルのクラスに、新しいお仲間をお迎えすることができました。
このブログがきっかけになったとのこと、とても嬉しいです。
Welcome, Mr.A!


さて、9月に向けた『葉っぱのフレディ プロジェクト』の中で演奏される曲の一つ、木漏れ日の散歩道』
オープニングとエンディングを飾り、私たちのいのちの可能性を象徴する「希望の曲」とも言えます。

場面の変化に合わせ、調性やテンポが変わるので、今はまだ少し落ち着かない感じかな…。

音源と作曲家自身による作品解説を挙げてみますので、参考になさってみて下さい。


木漏れ日の散歩道 / 神永一康
~作品解説~

ある晴れた朝、気ままな散歩に出かけます。

木々の隙間からは太陽の光がいくつもの光の筋となって降り注ぎ、足元にチラチラと楽しげに揺れる光の模様(26小節~?)を作り出しています。(Aの部分)

風も心地よく(B~Cの部分)、足取りも自然と軽くなりどんどん進んで行きます。

 しかし進んで行くうちに日が陰ったり木々が密集して、光の届かない場所が出てき ます。薄暗く、少し肌寒くもあったりして、不安な気持ちになりこんなところは早く 抜け出したいとばかりに早足になりますが(54小節~)足元もぬかるんでいて(58~68小節)なかなか思うように進めません。(Dの部分)


それでも進んで行くと急に視界が開け目の前に今まで見たことがない 景色に出会います。
小さな泉があって綺麗なお花畑に蝶々や小鳥、可愛い小動物達も 遊んでいます。(Eの部分)

すっかり楽しい気分になり幸せな気持ちで帰路につきます。 (F~終結まで) 

この曲はこんな散歩のイメージから生まれました。

※解説と練習番号の対応ついては特に具体的な指摘がありませんので、「多分ココのコト」という予測です。正解は…皆さんの心の中にあると思います。



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「葉っぱのフレディ」に寄せて http://klangjapan467.blogspot.jp/2015/08/blog-post.html

月とシエラ http://klangjapan467.blogspot.jp/2015/07/blog-post.html

アンサンブルレッスン(中級~) http://klangjapan467.blogspot.jp/p/blog-page_9.html

フルート教室のご案内 http://klangjapan467.blogspot.jp/p/blog-page.html

Silence in Green - Green in Silence  http://klangjapan467.blogspot.jp/2015/07/silence-in-green-green-in-silence.html


2015年7月19日日曜日

Silence in Green - Green in Silence

ひと月ほど前に、友人を訪ねて鹿児島に行きました。
旅慣れたその友人のおかげで、色々と観て周ることができました。

豊かな自然にうっとりしたり 
古事記の世界に想いを馳せたり 
戦争の爪跡を巡ったり 
豊富な食材を楽しんだり、楽しんだり、楽しんだり… 

旅らしい旅だったなぁ。


訪れたのは梅雨のまっただ中で、その頃の鹿児島は記録的な大雨が続いていました。
桜島や開聞岳は雨雲がかかって拝めずじまいでしたが、折しもこの雨が新緑を濃くして緑に光沢を与え、何とも言えない情緒がありました。


遅ればせながら、この旅の印象を何点かご紹介してみます。



↑↓今回一番印象に残ったのが、鹿屋市にある『吾平山上陵(あいらのやまのうえのみささぎ)

初代天皇である、神武天皇の父「ウガヤフキアエズノミコト」の御陵(=お墓)です。つまり…神様のお墓 !? ってことですよね (^^ゞ

この橋を渡って、塚墓(=ちょうぼ)に向かうのですが…なんとも牽き込まれます。
下界とは完全に一線を隔しているのが感じられ、まさに神秘そのもの。時間を超越して、日本のルーツが感じられるように思いました。



↑こちらが塚墓。(写真に収めたりするのは、良くないですよネ。)

川のせせらぎや、雨の滴る音、小鳥のさえずり・・・。
この御陵の比類無い静謐さと秘めたるパワーを、ちょっと忘れることが出来ません。
神代の時代の自然を、友人と2人占め、でした♬


知覧 郷土料理のお店 高城(たかき)庵

↑↓こちらは特攻隊資料館で有名な知覧。武家屋敷の並ぶ一角にある、薩摩の郷土料理のお店です。さつま揚げや、茶ぶしなどを頂きました。

それにしても、この様々なトーンの緑・緑・緑~☆
6月の鹿児島の、圧倒的な印象はそれでした。

知覧の竹やぶ

鹿児島は食材も豊富で、そっち方面もたんまり楽しんだのですが…気が向いたらご紹介します(^^ゞ


関東甲信越地方では、今日梅雨明けだとか。
岐阜もこれからトロピカルな !? 暑さが続きます。

日々の生活に疲れを感じたら、この涼しげな「緑の静寂」が、あなたをお待ちしています (^-^)☆ 
まー、ビールにエダマメの方が手っ取り早いかな!笑


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自然は最良の作曲家 http://klangjapan467.blogspot.jp/2015/04/blog-post_20.html

暑中お見舞い申し上げます http://klangjapan467.blogspot.jp/2015/07/blog-post_31.html

2015年7月11日土曜日

月とシエラ

9月のフルートアンサンブルの本番で、『月とシエラ (Luna y Sierra)』という曲の一部を演奏します。オランダのフルート奏者、作曲家でもある、ウィル・オッフェルマンズさんの作品。

「闇と光」「静寂と躍動」などの対比を感じさせる、とても美しい曲です。

現在取り組んでいる「葉っぱのフレディ」では、ーこの曲の本来の趣とは異なるのですがーいのちの「限り」を悟る場面に挿もうと考えています。不安や怖れを象徴する場面です。


…この曲は、これまで皆さんが体験していらした音楽とは、一風異なっているのかもしれません。
フルートソロのエキゾチックな旋律に、低音のd(=レ)の音だけが通奏されるのです。

つまり、皆さんの演奏する音は「レーーーーー」だけ!! (^^ゞ

「月とシエラ」 by ウィル・オッフェルマンズ

参考までに、作曲者ご本人による解説をご紹介したく思います。(オッフェルマンズさんのHPより)

"On August 5th, 2009, I enjoyed a spectacular full moon. From the Andalusian village of Huetor Santillan near Granada (Spain), I had a full view over the Sierra Nevada mountains. With the sun just down, still painting the mountains with an orange-red hypnotism, the full moon appeared from behind the mountains and I could enjoy a moment of bare beauty. I wrote Luna y Sierra to celebrate that moment, where the Sierra Nevada became the stage for a dazzling performance by the full moon." - Wil Offermans 

2009年8月5日、スペイン・アンダンルシア地方にあるグラナダ郊外のとある村で、壮観な満月を目にしました。シエラ ネヴァダという山の上に浮かぶ、満月の全景を愉しんだのです。ちょうど太陽が沈みかけて、催眠術かのようなオレンジがかった赤い光が、山の稜線を描いていました。その時、その山の背後から満月が現れたのです。「あるがままの」美しさ。その瞬間を祝福するために、私はこの「月とシエラ」を作曲したのです。シエラ ネヴァダの山は、この満月による見事なパフォーマンスの舞台となったのです。

…この解説を読んでいるだけで、オッフェルマンズさんの豊かな感性が伝わってきますね。


また、この曲を演奏する際のガイドとして、以下の記述があります。


・「p」の静寂を保つこと
・作品全体を通じて演奏される「d(=レ)」のロングトーンは、瞑想状態にも似た集中力が必要。


私は、この「レーーーー」という、たった一音に内包された音楽の力を信じます。



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