音楽は音のみにて成らず!…と信じて、言い訳しておこうっと。
この頃見聞したものです。
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☆ ピカソ、天才の秘密 展 (愛知県美術館)
ピカソの10代~青の時代~バラ色の時代~キュビズムまでの前半生の作品展。
ピカソ10代の作品は、いくつかバルセロナで見た記憶があります。
インプットするための観察眼と、アウトプットするためのデッサン力は、10代にして確固たるもの。
音楽人で言うところの、「耳」と「技術」。
それら高度な技術力を持って描いた対象…ピカソの目に映っていたもの…は、貧しい人、病める人、孤独な人、或いは娼婦。
人間のリアル、人間の本性…
そういうものを飾らず見つめる、早熟な視点。
…10代ですよぉ?
私なんて自分しか見えてなかったけどなー。
続く20代、友人を亡くしたことを発端とする、陰鬱な「青の時代」から、恋人の出現によって憂鬱や感傷を払拭した「バラの時代」の変わりようは、なんだかゲンキンで微笑ましかった。
「やっぱラブでしょ❤」 的な?
ピカソって「天才」と位置づけられているわりには、むしろとても人間味溢れる人なんだなぁ、と勝手な親近感を覚えました。
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☆ フランス組曲 (映画)
ピカソ展の続きに観たエイガ。
バッハのフランス組曲とは関係ないのですが、
表題の美しい音楽が、戦時下に敵対する主人公の2人の心を慰め、結び付けるシーンが素敵でした。
第2次大戦下におけるドイツの軍人に、一人の人間としてスポットを当てていて、(要するに、当時のドイツ人はみーんなワルモノ!という画一的な見方をしていないところも)良かった。
結末は悲劇「的」…なのかもしれないけど、主人公2人のあり方は、果たして本当に悲劇なのだろうか?と自問。
とにかく原作が素晴らしく、完全に私好みのエイガでした… (^^ゞ
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☆ マチネの終わりに / 平野啓一郎 (小説)
昨年(2015年)3月から新聞連載されていた小説。
中年期を迎えた、クラシックギター奏者のミッドライフクライシスと愛のお話し。
音楽家のリアルな心理描写に、いくつも印象的なフレーズが出てきて愉しみました。
ギターの名曲も、ふんだんに散りばめられていました♪
例えばこんな一節 |
読んで楽しいかは、世代によるのかもしれませんけどネ (^^ゞ
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