2015年5月27日水曜日

京都 国際音楽学生フェスティバル2015

え、気が付けば5月ももう最終週!?
一日一日、何が手ごたえなのかと感じながら生活を送るというのは、なかなか易しくはありません…(-_-)💧

さて、5/23-5/27まで行われている『京都 国際音楽学生フェスティバル』という催しの、初日を聴きに行きました。

欧米の代表的な音楽大学から選ばれた学生たちが招かれ、音楽を通じた国際交流を目的にした催しで、今年で23回目になるそうです。(主催:ローム音楽財団)
開場前から、若い音楽家を見届けようという熱心なお客さんで賑わっていて、催しが長く継続してきた意義を感じます。


アルティ / 向かいの緑は京都御所

初日は…
①ベルリン芸大からチェロとピアノのデュオ
②パリ高等音楽院からヴィオラとピアノのデュオ
③日本の音大生を交えた、弦楽アンサンブル                  …という3部構成。


今回、ベルリンから参加したチェロのクリストフ・タカヒコ・ヘーシュ Christoph Takahiko Heesch 君をお目当てに出かけました。彼のお母さんは岐阜の方でして、初めて聴いたのは、彼が10歳くらいだったかな。

Duo Arpeggio / Christoph Heesch & Mathis Bereuter

パートナーの伴奏者は、マティス・べロイター Mathis Bereuter 君。シュッとして、ドイツ人の良いトコ全部持ってったー☆というルックス…。おっと、音も!よく締まって色彩感のある、素晴らしいピアニストでした。2人とも繊細にとてもよく聴き合っていて、聴いている側にも悦びをもたらします。

(クリストフのお父さんはベルリンフィルのヴァイオリン弾きで、折しも5/28の名古屋公演を聴きに行く予定。)
ヨーロッパの音大には彼らのような音楽一家の2世・3世の子弟が多く、遺伝子?と家庭環境を併せ持った学生が大勢いるんだよなぁ。


…でまぁそんなことよりも、興味深かったのは、外国の学生と日本の学生による弦楽アンサンブル。
一緒に演奏するのを聴いてみると、やっぱりちょっと異なっています。ざっくり言うと外国の学生たちは、

◇音楽的に言いたいことがハッキリしている
◇アンサンブルしている時のコミュニケーションが豊か

という印象を受けました。
日本の学生さん達からも、「合わせよう」という気持ちは伝わってきます。

例えば、話す言語によって、アーティキュレーション等音楽表現上の明瞭性が異なったり、アイコンタクトの仕方一つをとっても、各々の国民性におけるコミュニケーションの違いが、アンサンブルに影響するってことはあるんだろうな、と。

音楽以外の要素が、音楽そのものを決定的に変える…面白いなぁ、などとぼんやり考えつつ、新緑の京都を後にしました。
 
ホール近くの「虎屋茶寮🍵」は、今回お預け…。また今度〜☆

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