2016年5月8日日曜日

コミュニケーションの手触り

気持ちの良い初夏の晩。
雨が上がって湿気を含んだ夜の風に、歩く先々でミカンの花の香りが混じって。
いい季節ですね。

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ちょっと前に、私の生徒さんや友人とこのブログの話しになった時、
相手はこちらの意図したこととまったく別の事を思っていたりして、「へー、そういうもんかぁ」と思ったことがある。


人間は目の前で話している時、「言語」「声のトーン」「身体言語」でコミュニケーションを図るらしい。

その3つの要素のうち、「言葉」は本来伝えたい内容の7%、「声のトーン」は38%、身体言語は55%の割合で、話し手の情報を認識するらしいのです。(詳細は→コチラ

えっ?7%?!

相手が目の前にいてさえ、言葉の到達が7%なら、
言葉しか発信していない、このようなブログはいったい何を伝えているのだろう?


今やSNS (ブログやFacebookやTwitter、Instagram等)全盛の時代。

本来、人はあるひと時にも様々なことを複合的に考え、思い、感じているはずなのに、
発信する時は、その時々でテーマやトピックを選択している。

そして、誰かの発信するフォーカスされたテキストを、あたかもその人の、その時の全てだと思い込む…。

そんなことも、多かれ少なかれあるような気がしています。


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私が勝手な調子で発信しているこのブログも、言葉のみに依っているのだから、
そもそも何が伝わっているか、はなはだ心もとない。

…そんなこんなを思うと、自分の伝えたかったことを汲み取って下さった方々がいるというのは、ほぼ奇跡ですね。



生徒さんや友人たちとは、直に言葉を交わせる。
目と目を見て話すことが出来る。音や空気を共有できる。

SNSは便利だし、思いもよらない繋がりをもたらしてもくれる。

その恩恵に十分感謝しつつ、
手触りの感じられるコミュニケーション…ひいては自分自身も相手の心根を汲み取る態度をより大切にしたい、と思いながら歩いた晩。

言葉にすると、相変わらずまどろっこしいですけどね。


GW最終日。
どうぞ心地良い週末を ♪

2 件のコメント:

  1. ここに貼ってあるピアソラの音楽、私のためにあるような、どの曲もすごく体と心になじむ。こんな音楽に出会えるのもこのブログのおかけと感謝してます。
    むずかしいことは抜きにして、私はこのブログが大好きです。
    この書き手はどんな人なのだろう、想像するのも楽しいですよね。会いたくなった方はぜひご一緒に。やさしくもあり、厳しくもあり、岐阜の言葉がよく出てくる先生です。
    H.A

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    1. いつも温かい励ましのお言葉をありがとうございます。
      ピアソラは、私にとって直接ココロにジーンと来たリ、カラダにヴィヴィっときたり、良い意味でアタマを通過してくれる音楽家です。人の孤独にそっと、そしてきちんと届いてくるところも好き。共有できて嬉しいです。

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