ウィーンフィルの2人の首席、カール=ハインツ シュッツとワルター アウアー両氏のコンサートを聴く機会がありました。
アウアー氏の演奏会の前日は、パユ氏の公開レッスンも。
こんなに短い期間に、これだけ世界水準の演奏を聴く機会は、世界のどこにもない稀な機会だろうと思います。日本にいてこそ。
よく言われることですが、シュッツとアウアーは、随分違ったタイプのプレイヤーですね。
*・:..。o¢o。..:・*・:..。o¢o。..:・*・:..。o¢o。..:・*・:..。o¢o。..:・*・:..。o¢o。..:・
カール=ハインツ シュッツ@宗次ホール (2016.4.27.)
シュッツさんの音色は、主張の強い近代的なプレイヤーのそれとは一線を画していて、
そこに彼の音楽家としての特別な存在意義を感じます。
彼の柔らかい音色は、音楽を誠実に捉えていて、無条件に心地良い。
清潔なヴィブラート、繊細なPPのコントロール、
ウィーン風の楽天的なモーツァルト、超難解でありながら意図のはっきりしたブーレーズなど、印象に残っています。
初めて耳にした時から、慣れ親しんだ家具のように心地良いCD |
「彼には、音楽的にも人格的にも、ニコレ亡き後の巨匠感がある」と仰っていました。
ワルター アウアー@クララザール (2016.5.17.)
アウアーさんを聴くのは3度目。
響きも音楽も、だんだん彼自身と一体化していると感じます。
アンサンブルは少し即席だったけど、とても良かった。
プ―ランク、カルメンファンタジー、シュトラウス、アンコールに精霊の踊りを演奏されました。
演奏会後のワインパーティーも日墺協会ならでは。
生徒さん方にも、楽しんで頂けたようでした。
ワインパーティーで生徒さんたちと |
コフラーさんのマスタークラス http://klangjapan467.blogspot.jp/2015/11/blog-post_27.html
ブラウ&パユ対談 http://klangjapan467.blogspot.jp/2015/02/blog-post.html
ニコレの訃報② http://klangjapan467.blogspot.jp/2016/02/blog-post.html
エミリー バイノンさん公開レッスン http://klangjapan467.blogspot.jp/2015/11/blog-post_12.html
ジャン・フェランディス公開レッスン http://klangjapan467.blogspot.jp/2015/04/blog-post_10.html
0 件のコメント:
コメントを投稿