私はちょこちょこレッスンが入っていますが、今日の午後はあるコンサートへ。
『Out of the Standard』 というユニット。
自称「クラシック界のハンパ者、スタンダードから外れた奴ら」(?!) のコンサートにうかがいました。
バンドネオン(たまにピアノ)×サックス(ソプラノ・アルト)×ユーフォニアムという、どんなサウンドになるのか予想もしずらい編成に、
ピアソラやヒナステラ、ミヨーと言った南米クラシック(そもそもクラシックと分類するかもナゾだけど…)、
タンゴ、ショーロ、フーガ風ジャズなど、色んなタイプの音楽が、カクテルみたいにミックスされた演目。
・・・編成も演目も「規格外」というコトなのでしょうけど、
プレイの質はトンデモなく高いし、サウンドもよく練り込まれていて。
バンドネオンがサックスと溶け合ったり、ユーフォと溶け合ったりして…異質な楽器どうしだから、全く不思議なのだけど。
もちろんバンドネオン独自の艶っぽさもあり。
バンドネオンはナマで初めて聴きました。
アルフレッド・アーノルドって言う、1947年に倒産した東独の製品で、ピアソラも使ってたメーカーだとか。
この「規格外」の編成による「規格外」の演目を可能にしているのが、
編曲者 啼鵬(ていほう)さんの、ずば抜けてスッキリとしたセンスの良い編曲なんだろうと思います。
もともと啼鵬さんの↑この曲集が好きで、愛奏しとります。
先日の 『Jazzmin Tea Live』 で演奏したリベルタンゴも、この版のでした。
カッコイイですよー、オススメですよー。 (^^♪
それにしても、良いなぁ。
色々なジャンルやスタイルの音楽を、軽々と自在に渡り歩くお三人。
巧いとかそゆことよりも、このことが一番かっちょ良かった。
啼鵬さんのお話に出てきたアルゼンチンは、今年建国200周年だとか。
旅心を誘います。
ホール前の、けやきの並木道。
春も秋も、好きな場所の一つ。
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