秋は一番好きな季節です。
さて、今回は以前このブログにもチラっと挙がった、セバシチャン・ジャコー Sebastian Jacot 氏のことを。
昨年12月に、名古屋でもジョイントコンサートが行われ、足を運んだ生徒さんもいらしたようです。
私自身は、だいぶ前にサイトウキネン(オーケストラ)を聴いた時、「また若いコがのっとるなぁ~」というのが、最初の記憶。
でも、こういうコって、やっぱり世に出てくるのですね。
セバシチャン・ジャコー氏 |
音楽系のニュースを追っていたら、彼のことが続けてニュースになっていたので、ご紹介してみます。
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―1つは、つい先週末に行われた、ミュンヘン(ARD)国際コンクールという権威あるコンクールで、第1位になったこと。(フルート界では、結構な関心事です。)
―もう1つは、ドイツ・ケヴァントハウス管弦楽団の首席奏者に就任することです。
現在28歳、スイス人。
神戸(2013)、カール・ニールセン(2014)、そしてミュンヘンARD(2015)の各国際コンクールにおいて第1位。
≪ARDコンクール後のニュース (独語・英語)≫
http://www.br.de/radio/br-klassik/sendungen/allegro/ard-musikwettbewerb-finale-floete-100.html
↑審査員の1人、ヘンリク・ヴィーゼ (バイエルン放送響の首席FL)氏は、
「楽器を替えて吹いたとしても (※訳注)、楽曲に対する様式感は揺るぎなく、(奏法や解釈が)自然にまとまっている。何を表現するにも無駄がないのです。そこが彼の魅力的なところ。」
と評しています。
(※ARDでのジャコー氏は、曲によってヘインズの木製、ミヤザワの14K、又は金属のヘッド+木製管体を吹き分けたそうです。)
そしてこの胸板は…(笑)、水泳だそうで。
ポスト・パユ、「フルート界のロックスター ?!」 なる記事も目にしました。
≪カール・ニールセンコンクールの2次予選≫
1999年製 ヘインズ コーカスウッド(トケイソウ)のフルート。
クーラウ:ディヴェルティスマン Op.68 第6番 cis-moll
ファーニホウ:カサンドラの夢の歌
ドビュッシー:牧神の午後の前奏曲
立ち居振る舞いも含めて自分のペースを作るのに慣れていて、他のー例えばアジアからのー参加者に比べ、非常に成熟した感じを受けます。
現代音楽(=ファーニホウ)での、「音そのもの」に対するインスピレーションも実に豊かです。
新しい世代のトップランナー☆
魅力的な奏者が現われたものですね。
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ところで…
今期から入団する首席チェリストも、フランス人。
ドイツ的なサウンドを色濃く残すと言われるケヴァントハウスも、代替わりが進みます。同時に他のオーケストラ同様、国際色を強めていくのでしょうか。
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