2015年11月27日金曜日

がんの養生ライブ

来たる日曜日、

「がん克服の養生戦略!」&癒しの演奏

という会にて、演奏させて頂きます。


共演する高田理恵先生は、岐阜県大垣市で漢方を中心とした薬局を営んでおられ、生活習慣病やがんの症状に対して、適切な漢方薬や民間薬、そして日常生活から少しづつ体質改善をはかるための「養生」についてアドバイスをされています。

私も、りえ先生のがん養生のお話しをうかがったことがあります。
日常生活における生活のあり方、食のあり方、心のあり方について、分かりやすく実践しやすいお話しでした。
実のところ、りえ先生ご自身も患者の側でいらしたのです。

地域のみならずご講演も多く、ラジオやSNS等でも、活発な情報発信をなさっておられ、全国から相談が寄せられるそうです。


そんなりえ先生は、本当に受け止め上手。(心理カウンセラーのなせる業?)
一緒に演奏していても、その場の音や呼吸を聴いて、コミュニケーション上手です♪

あ、りえ先生、ご趣味でフルートを演奏されるのです。

シビアな現実に向かっておられるがん患者の方々に、西洋医学とはまた違った視点からお話しがあった後で、少しリラックスして頂けるよう、2人でミニライブのかたちを取ります。


今回は30代、40代のお若い患者の方が多いとうかがっています。

音楽は心に作用し、ポジティブな心のありようは、身体に効く…

より良い心のありようや、心への働きかけは、
前向きな実生活のために欠かせないもののように、この頃改めて思うのです。

コフラーさんのマスタークラス

過ぎ行く毎日の中で、特別にヴィヴィットで幸せな日があるものですね。

昨日は、ムラマツ名古屋店にてミヒァエル・マーティン・コフラーさんのマスタークラス(の通訳)
ミュンヘン・フィルの首席FL奏者で、お目にかかるのは2度目です。

現在ミュンヘン・フィルは指揮者のゲルギエフとアジアツアーを行っており、台北→ソウル→大阪→名古屋→仙台→東京を回っています。
(名古屋公演は、ピアニストの辻井伸行さんとの共演を含むプログラムですが、コフラーさんは後半のブルックナーのみの出演。)

午前中大阪から到着され、4人のレッスンをパワー全開で行い、GP、本番と言うのですから、驚異的です。
…が、名古屋のみにあらず、どこの都市でもそんなペースなようでして。

私の何倍生きているんだろう?(^^ゞ

Herr Michael= Martin Kofler、Solo Floetist von Muenchener Philharmoniker

レッスンでは実によく歌い、よく吹かれます。
伴奏パートを終始歌ったりされます。

彼の奏法や音楽は、強く「歌」と直結していて、また歌うことで受講生さんたちを鼓舞しているのも感じられました。愛あるお方です。

そしてその演奏は…

一言でいうなら、Breathtaking. (=はっと息をのむほど素晴らしい)
一点の曇りもない磨き抜かれた奏法で、その場に生じる音楽を極めるのです。
フォルミザーノ氏のレッスンでも感じた、トリハダものの感覚。

その演奏には常に喜びがあり、幸福感があり、風格があり、エレガンスがあり、メランコリーがあり、歌があり、詩があり、und,und,und...

至福の時間でした .☆。.:*・゚+.。.:*・゚+.。.:*・゚+.。.:*・゚+.。.:*・゚+.。.:*・゚+☆


モーツァルトなどの細かく軽やかなアーティキュレーションは、明瞭にしゃべったり、歌ってみるようとのご指示。横隔膜の支えと舌との関係を仰っています。
ダブルタンギングの「裏」の発音(kとかg)を鍛えること。
音程の跳躍や、ダイナミクスのコントロールは、口腔内の母音の差異(オとイ)で捉えること、等々。

アンブシュアは鋼のようにびくともしないかと思えば、お餅のように柔軟だったなぁ。

備忘録として残しておきます。

ムラマツ楽器 名古屋店様、貴重な機会を頂き、ありがとうございました。
12月はフェアがありますので、皆さんもどうぞお運びくださいね♪


余談ですが、父の蒐集の中にあったチェリビダッケ+ミュンヘンフィルのCD。
1989~1995年のライブ録音。
コフラーさんが吹いているものもあるようですが、ご本人はあまり覚えていらっしゃらなかった…(^^ゞ


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2015年11月25日水曜日

あ、フレディが♪

おるっ ♬  ^m^
晩秋ですね。今週末は早くもアドヴェント。

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2015年11月22日日曜日

パユ氏から神戸市長への手紙

存続の危ぶまれた、神戸国際フルートコンクール。
これまで神戸市が負担してきた実施に必要な5000万円のうち、4200万円が寄付で賄われ、その他企業協賛や入場料等の収入により、さしあたって2017年のコンクール実施の見通しがついたというニュースがありました。

コンクール存続に当たり、このコンクールにおける優勝者の1人、エマニュエル・パユ氏が、神戸市長に宛てて手紙をしたためました。

パユ氏の提言のみによって事が動いたとは思いませんが、パユ氏が「人間」にとっての、或いは「一般社会」にとっての、フルートの存在意義を語っておられ、心惹かれました。

同時にこのコンクールに挑戦する奏者にとっても、主催する神戸市にとっても、win×win、つまり双方に利益があるやり方を提案していることも、実践的かつ建設的だと感じます。

このように、音楽だけでなく、その音楽活動を通じて得た、社会に発信すべき「言葉」を備えた音楽家の存在は、ましてや力強く感じられますね。

以下はパユ氏が神戸市長に宛てた手紙。
恐縮ですが「神戸国際フルートコンクール応援団」のサイトより、コピペさせて頂きました。


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≪神戸国際フルートコンクール応援団 サイトより≫

エマニュエル・パユから神戸市長への手紙

http://ameblo.jp/kifc-supporters/entry-12016310364.html  (日本語訳)
http://ameblo.jp/kifc-supporters/entry-12016310364.html (英語原文、original text in English)

親愛なる神戸市長

私はフルート奏者のエマニュエル・パユと申します。1989年の第2回神戸国際フルートコンクールにて一位入賞、1992年の第53回ジュネーヴ国際コンクールにて一位入賞、1992年からベルリン・フィルハーモニック・オーケストラで首席奏者を務める傍ら、2007年から2010年まではベルリン・フィルハーモニックの委員を務め、また1995年からワーナークラシックの専属ソロアーティストをしております。

このたび、神戸市が神戸国際フルートコンクールの支援中止を検討しているというニュースを知りました。記事によると、コンクールの意義や権威、歴史については認めつつも、市民からの認知度が低く、還元率が低いとの理由によるとのことです。

このご判断に対し、まったく異なる考えをいくつかお伝えしたいと存じます。

ベルリン・フィルの委員を務めたことで、私はいろいろな会議に出席し、偉大な音楽家や、ベルリン市長、ドイツ大統領といったすばらしい政治家の方々と同席する機会を得ました。それは、各市町村には予算の均衡をはかるために努力しなければいけないという厳しい現実があるということ以上に、すでに有効であるものを「削減」してしまうと、結果は建設的でも合理的もなく、悲惨なものになってしまうということを知る機会でもありました。また私は、1993年からフランス南部のサロン-ド-プロヴァンスで夏の音楽祭を開催しています。何度も選挙が行われ、そのたびに新しい政治家が選ばれるのも見てきました。しかし彼らは全員、サロン-ド-プロヴァンス市が市場や広告に費用を投じても、この音楽祭ほど好感度が高いイメージは作れない、あるいは他の既存組織に投資をしても、これほど芸術性、注目度ともに高いものは得られないということを、非常に短時間で認識し、理解してくれました。神戸国際フルートコンクールが神戸にもたらすものも、こうした例と同じではないでしょうか。

神戸国際フルートコンクールは、いわばフルート界のワールドカップのようなものです。世界中から最高レベルの若い奏者たちが4年ごとに集まって、この誉れ高きコンクールで競い合うのです。4年ごとというのはオリンピックやサッカー・ワールドカップと同じで、優秀な人々が新しく育つに足る、かつ入賞者が市場にあふれてしまうことがない、ちょうどよい周期です。

笛を吹くという行為は、世界のどの文化にも、そして特に日本の文化に、深くしっかりと根を下ろしています。実際に、私たちが現在使っているフルートは、単なる輸入品や欧米の楽器ではありません。ムラマツフルートが最初に作られたのは、今から90年以上も前の1923年、故村松孝一氏の手によるものでした。今日、世界で生産されるフルートの50%以上が「メイド・イン・ジャパン」です。現代のフルートは「笛」族のもっとも進化した形態であり、尺八や法竹、篳篥、楽笛、高麗笛、龍笛、能管、篠笛、神楽笛、明笛、清笛など、まさに日本の伝統に不可欠な笛族と同属なのです。

世界中のありとあらゆる文化において、最古(約4万年前)の楽器はハープ族、そして笛族です。文化や音楽を意識した場面であってもなくても、笛は力強く、心霊的で、踊りへと誘う魅力で、人々に影響を与えてきました。インドのクリシュナ神、南アメリカのインカ族、トルコやエジプトのネイ笛、中国の宋朝……、人類がはじまって以来、笛の力が影響を与えた事例を少し挙げてみるだけでも、これだけになります。

神戸国際フルートコンクールは国際コンクールの中でも上位に位置づけられ、ジュネーヴ・コンクール(75年前に設立)、ミュンヘン・コンクール(65年前)、モスクワのチャイコフスキー・コンクール(57年前)、ブリュッセルのエリザベート王妃国際コンクール(75年前)とともに、そのときどきの最優秀演奏者たちを選出してきました。今年、神戸国際フルートコンクールは30周年を祝し、消え行くのではなく、円熟期に向けた発展をめざすべきです。4年ごとに新たに才能の持ち主たちを見いだすということは、いわば新たな風を、国際社会の新たな親善大使たちを得るに等しいことです。

ぜひともこれを機に、さらに大きな「神戸からのメッセージ」をご検討いただけませんでしょうか。神戸国際フルートコンクールが過去30年間に築き上げた意義や権威や歴史を、さらに他の領域で利用し、神戸のすばらしさを日本国内外に知らしめるのです。すなわち、フルートコンクールの合間となる年に、他のコンクールを行うのです。フルートや音楽に関係したものである必要はなく、「トップ中のトップ」に栄冠を与え、彼らがプロフィールに神戸市の名前を刻むことを誇りとし、そして神戸の市民が誇りとする、そういう企画をご想像ください。関係スタッフの作業は毎年同じようなものになるでしょうから、最適化されて合理的ですが、一方で、毎年まったく異なるプロジェクトですから、神戸の名前がいろいろな形で前面に打ち出されることになります。

私がはじめて日本を訪れたのは1989年、このコンクールを受けるためでした。私の将来性と神戸国際フルートコンクールのレベルとを認めたフランス政府が、旅費を援助してくれました。これが私にとって最初の、そして最良の、日本の人々との接点です。日本の人々と文化を知ることとなった関西地方、特に神戸に対する特別な想いを、私はこれからもずっと心の中に抱き続けるでしょう。その後も何度も神戸を訪れ、懐かしい文化ホールや、新しくてきれいなハーバーランドのホールで演奏会をしています。

第2回神戸国際フルートコンクールで一位となったことで、私は国際的に認められてキャリアをスタートさせました。コンクールの各回で選ばれた人々が、それぞれの世代のトップ奏者として確立しています。神戸コンクールで優勝したからこそ、私は有望な新星フルーティストとして日本で認められ、ジャン-ピエール・ランパルと同じマネージメントでリサイタルツアーを行うことになりました。それからと言うもの、少なくとも年に一度はソロやリサイタル、音楽祭で、また協奏曲や室内楽、あるいはオーケストラの演奏旅行で訪日しています。満員のお客様をお迎えする演奏会では毎回、神戸にご縁があることを誇りとして、プロフィールに神戸国際フルートコンクールの名を刻んでいます。

市長閣下、そしてすべての音楽を愛する皆さま、誇り高い神戸市民一人一人の皆さま、日本、そして世界のフルーティストの皆さま、フルートを教え、あるいはフルートを学ぶすべての皆さまに、神戸と神戸市民が大切にしている最高品質を世界に強いメッセージで発信する一つとして、私は神戸国際フルートコンクールの支持を呼びかけます。この類稀なるすばらしい都市、神戸の未来のために、その方法を示すことが貴殿の使命だと考えます。

貴重なお時間をいただき、申し訳ありません。しかし、もしこの手紙を最後までお読みいただけましたなら、これが私にとって、そして私が属している世界にとって、とても重要な問題だからこそ時間をかけてこの手紙をしたためたのだということを、信じていただきたいと存じます。

心からの敬意を持って
エマニュエル・パユ

バーデン-バーデンにて
2015年4月6日

≪関連リンク≫
神戸国際フルートコンクールに関する、今後の方針
http://www.city.kobe.lg.jp/information/press/2015/11/20151120073001.html

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ブラウ×パユ対談
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アンサンブルレッスン(中級)
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2015年11月21日土曜日

ようこそ「クラング」へ ♪ / 基本の呼吸法

このところ、新規生徒さんの入会が続きました。

ようこそ、フルートの会「Klang クラング)」へ (^o^)/
そして、素晴らしい音楽の世界へ。

皆さん、フルートを音楽を心から愉しんで下さると良いなぁ、と願っています。


「どんな方が入会されているのだろう?」と…思わんでもないでしょう?
簡単にご紹介してみます。
♪Tさん
子育て真っ最中のママ。高校生の時にフルートをなさっていたとかで、カンも耳も良く、グングン進化中。

♪Tさん
お仕事をリタイアされ、フルートを取り組み直そうと、こちらの教室にいらして下さいました。呼吸法が変われば、安定した音作りだけでなく、心身共に良い影響があると思います。

♪Rちゃん
教室地元の中学1年生。(校内選抜をクリアして)アンサンブルコンテストに参加したい!とのことでご紹介を受けました。アンブシュアがきれいなので、呼吸法、基礎練習をしっかり整え、日々の部活に活かせると良いですね。

♪Iさん
お子さんがクラリネットを吹いておられるのをきっかけに、楽器に興味を持たれたそう。体の使い方や呼吸が自然で、体験レッスンでもアッサリ音が出て、12月からフルート吹きのお仲間になります。

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さて、フルートを手に取る前に、もっとも大切なコト。
それは1にも2にも「呼吸」ですよね。
私たちの身体から発せられる「息」こそが、フルートを奏でる原動力になっています。

先のブログでご紹介したエミリー バイノンさんが、ウォーミング アップとしての呼吸法を簡単に説明している動画がありますので、ご紹介します。(英語ですので、概要だけ訳しました。)


≪0"13≫
私が一連の練習を始める前に行っている、呼吸の練習をご紹介します。

フルートを手に取る前に、私たちの楽器である「身体」をウォームアップし、楽器を吹くのに最適な状態にするための練習です。

≪0"38≫
楽器を吹く際「息を吐く」という行為は、アクション(=能動的に行っていること)であり、「息を吸う」時は、(受動的かつ)リラックスした状態です。

≪0"52≫
「ブレスを取る」という言い方をされますが、「ブレスのために何か特別なことをしなきゃ!」と勘違いしがちです。特別に何かしようと思わなくても、リラックスしていた方が効率が良いのです。

息をしっかり吐くことができれば、より良く吸うことにつながってくるからです。

≪1"13≫
ここにご紹介するのは、最も基本的な呼吸の方法です。

息の通り道であるのどや胸、そして肩が緊張したり閉じたりしないで、自然にして(開けて)おいて下さい。これらの場所は、音が反響・共鳴する場所でもあるのです。

≪1"30≫
息を吐いてみます。吐ききった後、リラックスしていることがポイントです。お腹を緩めれば、息は自動的に入ってきます。

吐いている最中に、胸部がしぼんで下がらないよう(=閉じないよう)、気を付けて。


≪2"12≫
「吐く息がもうない」時点に差し掛かったら、お腹(=横隔膜)を緩めず、3秒待ってみて下さい。それから横隔膜に「緩んで良いよ」という指令を送るのです。緩めば、息は入ってきます。

この練習を、繰り返し行ってみて下さい。

*・:..。o¢o。..:・*・:..。o¢o。..:・*・:..。o¢o。..:・*・:..。o¢o。..:・*・:..。o¢o。..:・*・:..。o¢o。..:・*・:..。o¢o。..:・*・:..。o¢o。..:・*

エミリーさんは、ヒザに負担を感じる前はジョギングをされていたこと、現在はヨガをなさっていると仰っていたこと。
メモがてら、追記しておきます。


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2015年11月18日水曜日

岐阜のモネの池

近頃話題になっている、岐阜県関市板取にあるという、通称 『モネの池』
皆さんはご存知ですか?

写真の得意な友人Kさんが、実際に脚を運ばれてFacebookに写真をアップしておられ、
あまりに素敵だったので、こちらでもご紹介してみます。

It's called Monet's Pound located in Seki-City, Gifu /  a photo of my friend K
場所は…

岐阜県関市板取下根道上448番地
根道神社 の脇。
サイトから拝借


池の水は湧き水で、透明度が高いのだそう。

肉眼でもこのように見えるそうですが、人間の眼は視野が広いため、周辺の余分な情報も拾ってしまうのだとか。
このように写真に収めると、「切り取りの効果」で、なお美しいのですね。


動画もありました。


初夏の早朝…なんて、素敵だろうなぁ。
何か耳にも届いてきたりするんだろうか…♪

是非行ってみたいです。


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自然は最良の作曲家
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2015年11月12日木曜日

エミリー・バイノンさん 公開レッスン@植村楽器

一昨日は、エミリー バイノンさんのマスタークラスでの、レッスン通訳でした。

アルタスフルートの youtube で、演奏スタイルやお人柄を、ある程度想像して向かったのですが…エミリーさんは実際、

D-Dur みたいな方 !! 
明るくて、キラキラ☆イキイキとして、揺るぎなく。

…久しぶりにスモーカーの笛奏者で、ちょっと意外ではありましたが… (^^ゞ


受講された音大生さんからは、「少しでも吸収したい!」という真剣な気持ちが伝わってきて、清々しい。
レッスンの反応も早く、45分の中で密度の濃いレッスンをして下さいました。

私の役目は、この知恵と感性を備えた素晴らしい音楽家と、熱意に溢れる学生さんを仲介すること。
同時に私自身、直近でたくさんのことが学べる、素晴らしい現場。

植村楽器さんのFBより、お写真拝借

ッスン自体は、音楽がそうであるように導く」、オーソドクスなレッスンだと思います。

和声の変化に基づいたフレーズメイキング、(特に「アッポジャトゥーラ!」を連呼されていました)
などなど…。
個々の例は挙げればキリがありませんので、生徒さんにはレッスンの中でお話しする機会もあるでしょう。


全体を通じて思うのは、楽譜を読む視野(=楽曲分析する際の構成力)が広いなぁ、ということ。
近視的な楽譜の読み方では、音楽の流れや立体感、空間性を失ってしまい、イメージも持ちようがありません。
分かっているつもりでも、まだこの先があったか…と思わされることも。


ところで、↓で語っている通り、エミリーさんはアルタスPS1707+ラファンの頭部管のユーザー。


私もヘッドはラファンを使っていますが、より良いものを探しているので、参考になりましたし、「やっぱり次もラファンだなぁ」、という思いも強くなりました。

既存のフルートに、サムポートを始め色々な器具を装着してカスタマイズされていました。
より良い響き、より安定した快適な奏法のため、今は色々な工夫があるのですね。

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エミリー・バイノンさん 公開レッスンのご案内
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恩返しの公演 ~神戸国際フルートコンクールに寄せて
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2015年11月9日月曜日

恩返しの公演 ~神戸国際フルートコンクールに寄せて

明日(というか、もう今日ですが)は、ロイヤル・コンセルトヘボウ首席fl、エミリー・バイノンさんのマスタークラス。

神戸国際フルートコンクールの存続に関し、神戸新聞に彼女の記事がありましたのでご紹介します。

フルートコンクール、補助金打ち切り。
入賞者ら4人、恩返しの公演へ。

神戸市が補助金打ち切りの方針を固めた「神戸国際フルートコンクール」の存続を応援するコンサートが10日、同市東灘区住吉東町5の同区民センターで開かれる。欧州の名門オーケストラ「ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団」(オランダ)から、同コンクール入賞者ら4人が出演。恩返しの“里帰り”公演となる。(松本寿美子)
 同コンクール存続を求める市民グループ「存続を希(のぞ)む会」が主催。同管弦楽団は欧州三大オーケストラの一つで、同コンクールから巣立ったフルート奏者が所属する。今回は、第4回1位のケルステン・マッコールさん、第3回3位のエミリー・バイノンさん、第8回セミファイナリストのジュリー・ムーランさん、同楽団アカデミー研修生ジョセフィーヌ・オレックさんが出演する。
 ムーランさんが出場した際、同会代表の竹田レイ子さん(68)=同市須磨区=がホームステイを受け入れた縁で出演を依頼。日本ツアーに合わせ、無償で神戸に駆けつけることになった。
 当日は、竹田さんの次女でピアニスト竹田景子さんも出演し、「フルートとピアノのためのソナタ」など7曲を奏でる。子どもたちとの共演も計画中だ。
 同コンクールは、主催する市が開催費の約8割にあたる補助金約5千万円を打ち切る方針を固めた。竹田さんは「今後どう立ち上がっていくかが問われている。存続に向け、まずはコンサートを成功させたい」と語る。
 ムーランさんは「温かな竹田家で過ごした神戸の日々を忘れることはない。補助金打ち切りがコンクールの廃止につながらないことを祈っている。コンサートがその力になりますように」とメッセージを寄せた。
 午後6時半開演。前売り2500円、小学生以下千円、当日券の販売はなし。4歳以下は入場不可。収益は同会が募る同コンクールの市民基金に充てる。同区民センターTEL078・822・8333
2015.11.3. 神戸新聞

(リンクが切れるかもしれないので、テキストをコピペしました。)

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パユ氏から神戸市長への手紙

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アンサンブルレッスン(中級)

この頃のこと

この秋は、朗読とフルートアンサンブルの発表会に続いて、通訳仕事、本番(ライブ)、日々のレッスン等、目先の仕事が次々と変わっていきます。

また先週末、実家では親鸞聖人750回忌の法要を勤めましたが、こちらも想像を上回る大きな事業でしたので、両親が無事やり遂せたことに安堵しています。


さて、今日(=もう昨日ですが)は久しぶりに雨の週末。
これから一雨ごとに秋が深まっていきますね。

昭和音楽村の水嶺湖

かねてから「和音」についてもっと知りたいと思っていて、少しずつですがジャズ理論を勉強し始めています。
その先生にお誘いを受けて、今日はジャズライブで数曲ご一緒させて頂きました。

@リストランテ アルペジオ

ジャズ…と言っても、人前での即興演奏はまだまだ修行足らずで…。
いわゆるインプロの部分は事前に作りましたが、時間のかかること (^^ゞ

早く、聴こえてくる音にスラスラ反応できるようになりたいなぁ。
でも楽しかった♪

この頃はこんな日々です。