2020年2月26日水曜日

3/2 演奏会中止のお知らせ

3/2に予定されていた、ドレスデン弦楽3重奏との演奏会ですが、
主催者判断により、中止となりましたことをお知らせ致します。

以下のリンクでお示しした内容をふまえた上で↓
https://www.gifu-np.co.jp/news/20200225/20200225-218121.html

昨日2月25日の時点で一旦は実施するという判断で、個別にご連絡致しましたが、
今日2月26日に中止ということで最終決定いたしました。

「行きます。楽しみにしています!」と快いお返事を下さった方も多く
とても心強く、ありがたい思いでおりました。
またこのような状況の中、迷っておられた方も当然のご懸念だったと思います。

私からチケットをお求め頂いた方々には、順次払い戻しを致します。
明日以降、再度個別にご連絡させて頂きますね。

それ以外の方は、チケットをお求め頂いた場所でお手続きくださいませ。






ドレスデンの方達は、今日名古屋に到着されました。

「色々な情報が巡って心配だろうけど、
こんな時だからこそ、美しい音楽をやろう。」

と仰って下さり、
今までずっと独りでさらってきたモーツァルトを合わせてきました。
ハイケの意思の強い、つややかなヴァイオリン、やっぱりカッコ良かった!

プログラムに予定していたシューマンのピアノ4重奏(Op.47 第3楽章)も
この世の中がどんなに騒がしくとも、変わらず静謐で美しく、
心の芯まで沁みました。



絶え間なく流れるコロナウィルスのニュースから遠ざかり
人が人らしくあれる時間。
彼らとの時間に、音楽家の生きざまを教わった気がしています。

皆さんも、心身共にどうぞご無事でいて下さい。

2020年2月21日金曜日

3/2 演奏会の実施につきまして

2020年3月2日に予定されております
『ドレスデン 弦楽3重奏団』との演奏会※中止となりました。

チケットをお求め頂きました方々には、
先ずは心より御礼申し上げます。

連日報道されておりますように
新型コロナウィルスに関する状況が日に日に変化している中、
大きな都市では、コンサートも含め、一定数の人が集まるイベントは
中止を余儀なくされるケースが増えて参りました。




岐阜県では今のところ感染例の報告はなく
3月2日のコンサートも実施の予定をしております⇒2/26 協議の上、中止となりました

しかしながら、海外から渡航されるドレスデンの音楽家の方々のことを慮ると
今後どのような決断に到っても、理解し得ると考えています。




私の立場と致しましては
主催者、ドイツからの演奏者、そのマネージャーのご意向に従う所存でございます。

ご来場予定の皆様には、ご心配をおかけして申し訳ございません。

今後、もし状況が変わることがあれば
こちらのブログ、並びに可能な限り個別にご連絡・ご対応させて頂きたいと思います。

このような時だからこそ
少しでも心穏やかな時間を過ごして頂けますよう
状況を注視しながら、更なる準備に励んで参りたいと思いますので
引き続き、よろしくお願い申し上げます。

【関連記事】
3/2 演奏会中止
http://klangjapan467.blogspot.com/2020/02/32_26.html

ドレスデン 弦楽三重奏団 コンサート
https://klangjapan467.blogspot.com/2020/02/2020-3.html

2020年2月18日火曜日

2020 ソロコン雑感

先日ソロコン(中部日本個人・重奏コンテスト / 個人の部)
岐阜県大会(=本大会予選)を聴きに行ってきました。

教室からは、メイカちゃんが出場。
一音一音ていねいで、カデンツの塩梅も良く、
ドンジョンの「オフェルトワ」で、金賞を受賞しました。
おめでとう〜🎈

短時間で吸収し、実現できる生徒さんです。

今、教室には中2の生徒さんが4人いて(内、県選抜メンバーが3人)
どのお子さんも一次の録音審査に向けて、良い準備をしてくれました。

願わくばこれからも長く、深く、
相棒のようにフルートと付き合ってくれると嬉しいな。

。:+* ゚ ゜゚ *+:。:+* ゚ ゜゚ *+:。:+* ゚ ゜゚ *+:。。:+* ゚ ゜゚ *+:。:+* ゚ ゜゚ *+:。:+* ゚ ゜゚ *+:。

さて今年、ソロコンの県代表にはフルートから3人が選ばれたようです。

牝山羊の踊り、シャミナーデのコンチェルティーノ、ハンガリー田園…

選曲から見ても、
部活という域を超えた力量が必要になってきているようです。

加えて県代表ともなると、演奏に教わったこと以上の「自発性」が感じられて
そういった点で、3人とも「意思のある演奏」をしていたのは見事でした👏👏👏

2020年2月11日火曜日

美の行脚 第5回

美の行脚 第5回
『ベルリンフィルはスーパーオーケストラなのか?』





4年半ほど前、ラトル後のベルリンフィルの常任指揮者にだれが決まるのか、
情報を追っかけていた時期がありました。

ドイツでの第2の学生時代、このオケに何度も足を運び、
「聴く耳の基礎」を造ってもらったように感じています。

だからこそ抱いていた、このオケに対する昨今の違和感。
世間の一般的な評価とは逆に、
素直に「すばらしい」と感じられなかった理由(の一考察)が
自分の追っかけていた「オーケストラの自治」にあったとは!

とても興味深いお話しでした。

【関連記事】

サイモン ラトルの後継予想
https://klangjapan467.blogspot.com/2015/04/blog-post_14.html

サイモン ラトルの後継予想②
https://klangjapan467.blogspot.com/2015/04/blog-post_27.html

ラトルの後継選挙
https://klangjapan467.blogspot.com/2015/05/blog-post_12.html

2020年2月10日月曜日

2020 ドレスデン弦楽3重奏団

2月10日。
今日は「フルートの日」だそうです。
そして観測史上いちばん遅いという、初雪が降りました⛄

少し遅くなりましたが、次回コンサートのお知らせをさせて下さい。

2020年3月2日(月)
ドレスデン ストリング トリオ と共演させて頂きます。
※2/26 協議の結果、中止となりました

昨年12月に行われた、河村義子先生追悼コンサートの第2弾。




私は、モーツァルトのフルートカルテットニ長調(KV.285)の1楽章を共演します。
(※チラシの作品番号は誤りです)

金色の天馬が空に駆け抜けていくような🐴✨
希望を運ぶアレグロ楽章。

ゲオンという作家は、この楽章を指して
『走る哀しみ、涙は追い付かない』と表現しました。

授かった唯一無二の才能とは裏腹に、
苦労や哀しみの絶えない人生を送ったモーツァルト。

けれども彼の作品の大半には、
周囲を明るく照らし、人を喜ばせよう、励まそうとする心情があふれています。

その境地にたどり着けるよう、準備を重ねています。

…本音を言えば、モーツァルトは細かい音をきらっとさせるのがとても難しい…。
でも「耳は知っている」ので、近づいていくだけです。


ドレスデン のメンバーとは3度目の共演になります。
何年か前に名古屋で聴いたドレスデンフィルのマタイ受難曲。
『神よ、憐れみたまえ(Erbarme Dich)』でのハイケのVnソロ、素晴らしかった!

そんな彼らの音楽家としての経験も分けてもらって
いらして下さるお客さまに、モーツァルトのメッセージを届けられますように。

【関連記事】
3/2 演奏会中止
http://klangjapan467.blogspot.com/2020/02/32_26.html

3/2 演奏会の実施につきまして
https://klangjapan467.blogspot.com/2020/02/32.html

2020年2月3日月曜日

2020 ピアノの会 ロンド 発表会

高校の同級生、肥田先生の指導されている
『ピアノの会 ロンド』の発表会。
今年はアンサンブル クラング & アンサンブル るるの皆さんにご参加頂けました。

キリっと冷えた空気、良いお天気で気分が良かったですね♪

肥田先生は、普段からこの会場のホールでレッスンをされており、
3歳から中学生までのお子さん方の演奏は、とてものびやか。

「駅ピアノ」なるものが流行っていますが、その番組さながらに
子供たちは自分で好きな曲を選び、クラシックとはまた違った自己表現
楽しんでいるようにも見えましたね!

アンサンブル るるの皆さんは、
普段の練習よりコンディションを上げてのぞんで下さいました。
一人一人の音がだいぶしっかりしてきて、
「周囲を聴く」「息を合わせる」ことが実現し始めましたね。


↑↓ちょっと緊張のお顔…?😉 でもステキです🎀
皆さんお仕事、子(孫)育て真っ最中!



アンサンブル クラングの皆さんも、
大勢のお客さんに緊張したのは同じのようでしたが、
キャラクターの異なる3曲を、しっかり吹き分けられて
あちこちに繊細な感覚があったなぁと感じられました。


ナイス スマイル😉


センセイはどっちの演奏にも便乗〜🍓


各々のアンサンブルが、西篠太貴さんのステキな編曲、
「千と千尋の神隠しメドレー」「となりのトトロメドレー」を演奏しました。
4重奏のその編曲はなかなか複雑でもあり
肥田先生の生徒さんたちのような思い切ったのびやかさが
お手本になるなぁと思いました😊

アンサンブル るる、アンサンブル クラング
どちらもメンバーを募集しています🌈

演奏のあ~と~は〜…
PECHE(ペーシュ)のお菓子とマリアージュ・フレールのお茶で
ホッとひと息🎂



「呑みにケーション」なんてよく言いますが
こんな風においしいお菓子を囲んで話したり、笑ったりすることも
アンサンブルで息を合わせていくことにつながっていくんですよね。

出演者の皆さん、肥田先生、ありがとうございました。

3月2日は、私もドレスデンフィルの方々と
真に通い合ったアンサンブルができるよう、準備に励みます!

音色づくり、反応、
次から次へと疾走するモーツァルトの音楽の意図をはっきり掴み、
お客さまとシェアしたいです。
今後しばらく、こんな素晴らしい弦楽奏者たちと演奏する機会はないだろうと思います。
ぜひ多くの方に聴いて頂きたいと思います。

【関連記事】

2018 ロンド&クラング 発表会
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足立工業ぶんかホール
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アンサンブル るる(サークル)
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アンサンブル クラング(中級)
https://klangjapan467.blogspot.com/p/blog-page_9.html

なぜ合奏は「合う」のだろう?
https://klangjapan467.blogspot.com/2015/09/blog-post_13.html